県厚木土木事務所は都市計画道路座間荻野線(県道42号・藤沢座間厚木)の第一期区間(延長一、一〇〇㍍)の平成二一年度の完成に向けて、二〇年度では新たに中津川右岸終点部の高架部PC桁製作架設工を発注する。
国道129号から都市計画道路厚木バイパス線までの第一期区間について、既発注工事の進捗も図りながら、二一年度の暫定供用を目指す。
二〇年度ではまた、厚木バイパス線から県道63号(相模原大磯)までの第二期区間(延長一、一七〇㍍)の整備に向けて、道路詳細設計、橋梁予備設計、用地測量などに着手する。
小田急小田原線を高架化する下今泉門沢橋線の河原口立体整備事業については、昨年六月の下り線高架化に次いで今月末には上り線も高架化され、上下線の高架橋への切り替えが終了する。二〇年度では海老名3号踏切、同5号踏切を除却するほか海老名側、厚木側両サイドの切り廻しなど残工事を進め、全体の完成を目指す。
二〇年度ではこのほか、下今泉門沢橋線の北進部分でJR相模線と交差する上郷立体の整備に向けて、交差点予備設計、上郷立体詳細設計等も予定している。
また、都市計画道路河原口中新田線については、さがみ縦貫道路海老名ICのアクセス道路として、二一年度の供用開始を目途に、県道46号(相模原茅ヶ崎)との接続部分等の改良工事を行う。
二〇年度の道路関係の主な事業としてはこのほか、県道64号(伊勢原津久井)の古在家バイパス(清川村煤ヶ谷)の建設に向けて、用地買収を進めるとともに橋梁詳細設計(ゼロ県で発注済)を行う。全体計画の延長は七七〇㍍で、事業区間は一七年度から概ね一〇年を見込んでいる。
県道63号(相模原大磯)の愛川町中津で実施している緊急地方道整備は、二〇年度の歩道設置工で完了する予定。
道路災害防除事業として、県道70号(秦野清川・清川村宮ヶ瀬)、県道40号(横浜厚木・海老名市国分)及び国道412号(愛川町半原)の法面工を実施する。
国道412号(厚木市水引~松枝)の電線地中化促進事業は二〇年度で概成する予定。
県道63号(相模原大磯・厚木市下荻野)の交差点改良、県道60号(厚木清川・厚木市飯山)の歩道補修、県道64号(伊勢原津久井・厚木市七沢~清川村煤ヶ谷)の歩道整備なども予定している。
河川関係事業の中では、総合治水対策特定河川事業として、蓼川の護岸工二件(二六〇㍍)を発注する予定。
また、目久尻川については、用田橋上流で堤防の嵩上げと護岸の補強工事(三二〇㍍)を実施する予定である。
中小河川改修事業の永池川では、河道を分流する分水路工(一六〇㍍程度)などを予定している。
河川改修事業では、小鮎川(厚木市飯山)と荻野川(厚木市上荻野)の護岸工を実施する。
なお、現在、相模川総合整備事務所が所管している相模川及び中津川について、二〇年度からは厚木土木事務所が所管することになり二〇年度では、いずれも、親水施設工、河床整理工などを予定している。
砂防関係では、山の神沢について、砂防えん堤工と付替道路工を発注する予定であるほか、別所川、一ィ沢の流路工も予定している。宮沢川については、二一年度着工に向けて流路工の詳細設計を委託する。
急傾斜地崩壊対策事業では、山際(厚木市山際)、戸室A(厚木市戸室)、押堀(海老名市国分南)において擁壁工などを予定するほか、田代Aの拡大に向けて地質調査・詳細設計等を委託する。
公園関係では、あいかわ公園の工芸工房村整備を一九年度に引き続き実施する。