木更津市は、このほど開いた都市計画審議会で、継続審議となっていた「木更津都市計画下水道の変更」(市決定)を承認した。今回の変更では、都市計画区域区分の変更に伴い排水区域として笹子地区の約100haを減少、行政区域変更に伴う都市計画決定区域の変更、施設計画見直しに伴う金田東中継ポンプ場及び日の出中継ポンプ場の廃止、金田東雨水ポンプ場の用地面積変更及び金田東雨水調整池の追加を行った。これにより、排水区域(汚水)は2784haから100ha減少して、2684ha(分流2617ha、一部合流67ha)となった。
排水区域の減少は、笹子地区が土地区画整理事業の中止により市街化区域から市街化調整区域に逆線引きされたことから、下水道区域から除外した。これに伴い、笹子第1排水区54ha、同第2排水区46haを廃止。
また上総地区では、03年10月に木更津市と君津市の境界変更を行った。これに伴い、かずさ鎌足地区の行政区域界を変更し、上総第1排水区128ha、上総第5排水区52haとした。
このほか、金田東中継ポンプ場と日の出中継ポンプ場を廃止するとともに、金田東雨水ポンプ場の敷地面積を約6000㎡から4400㎡、施設面積を約1400㎡から約1500㎡に変更した。
金田東中継ポンプ場及び日の出中継ポンプ場への流入汚水量が減少し、これに伴い、同施設を廃止し、マンホールポンプ場へ変更する。金田東雨水ポンプ場の建設費縮減のため、金田東雨水調整池を設置する。また金田東雨水ポンプ場は、金田東雨水調整池との併用により流入量が減少し、これに伴い金田東雨水ポンプ場の施設規模が縮小し、用地面積が減少した。
金田東中継ポンプ場は、位置が木更津市牛込字原地先。敷地面積は約300㎡、施設面積は約100㎡。日の出中継ポンプ場の位置は木更津市日の出町地先。敷地面積は約480㎡、施設面積は約100㎡。
追加する金田東雨水調整池は、位置が木更津市牛込字塩場及び字高須並びに中島新開及び字原。敷地面積は約1万8460㎡。