館山自動車道君津PAのスマートインターチェンジの社会実験が、このほど国土交通省から採択された。採択を受けて、地元の君津市は今後、「君津PAスマートインターチェンジ社会実験協議会」を中心に整備・運営・調査などの協議を進め、今年度末の供用開始を目指す。館山自動車道でのスマートICは初めて。
君津市は今年度予算に事業費3500万円を計上し、アクセス道路の整備や標識などの安全施設工事、将来の大型車対応に向けた路線測量、詳細設計などを実施する。スマートインターの詳細設計は昨年度実施し、セントラルコンサルタント(東京都中央区入船1-4-10)が担当。
君津PAは東関道館山線の君津ICと富津中央IC間の君津市大山野地先に設置されている。ICは、館山方面に向かう下り線のオフランプ、千葉方面に向かう上り線のオンランプのハーフインターを予定。利用時間は24時間終日利用で、対象車種はETC車載器登載の二輪車、軽自動車、普通車(通行可能対象車長L6.0m以内)。
インターへのアクセス道路は、上り線が君津市道4号幹線から入る(仮称)大山野曲作線、下り線は市道大山野奥谷線から入る(仮称)大山野五 線。延長は上り線が約200m、下り線が約268m。
なお、社会実験協議会は、君津市と国土交通省関東地方整備局道路部、同千葉国道事務所、東日本高速道路㈱関東支社総合調整部企画調整課、、同管理事業部事業統括課、同東京湾アクアライン管理事務所、県県土整備部道路計画課、同道路整備課、同道路整備課、同君津地域整備センター、県警察本部交通部交通規制課、同高速道路交通警察隊、県君津警察署、富津市、㈱マザー牧場、君津市観光協会、富津市観光協会、君津市大山野自治会で構成。会長は鈴木洋邦君津市長。