ホテルとマンションなどの総合都市開発を全国展開するアパグループ(元谷外志雄代表)が建設を進めてきた「アパホテル〈新潟古町〉」のオープンに伴う開業披露式典が、16日に開かれた。
同グループのホテルは、「アパホテル&リゾート〈妙高高原〉」、「アパホテル〈新潟東中通〉」に続き県内で3カ所目。また、来年11月の竣工に向けて「アパホテル〈燕三条駅前〉」を建築中。
式典に先立つ会見で元谷代表は「新潟エリアでもハイピッチでホテルが増えている。互いに相乗効果を発揮しながら良い結果を出して行ければ」と抱負を述べた。近接して東中通にもホテルがあることに関しては「互いに棲み分けながら、一地区に複数あることでホテルの強みを発揮できる。(ホテルの激戦区でもある)古町の中で一番の評価を得られるよう、サービス等に力を入れ、顧客満足度を高めていきたい」とした。
また、アパホテル㈱の元谷芙美子社長は「新潟のキーとなるホテルを古町に造ることができた。新潟にお客様を大勢呼び込んで、商店街の活性化にもつながるよう頑張りたい」と語った。
所在地は、新潟市中央区東堀通6番町1037-1。
施設規模は、S造11階建て延べ4202・68㎡。室数は全233室(シングル176室、ツイン56室、デラックスツイン1室)。客室には全室26型大型液晶テレビや軽くて温かいデュベ(羽毛布団)等を設置。
館内には、2階にアパホテルの特徴の一つである人工ラヂウム温泉大浴場・露店風呂を完備。1階にはレストランテナントとして「三代目茂蔵」が県内初出店。低農薬栽培の大豆で作る豆腐を使った料理等を提供する。
設計は、基本設計をアパ都市計画(金沢市)、実施設計を町設計(富山市)、デザイン監修を日建スペースデザイン(東京都千代田区)が担当。施工は、熊谷組北陸支店(石川県金沢市)が請け負った。
【写真=関係者によるテープカット】