日本造園建設業協会関東甲信総支部は建産連研修センターで6月25日から27日の3日間に渡って『植栽基盤診断士補研修会』を行った。約70人が参加し、25日に実技研修、26・27日の2日間で学科研修を行い、研修終了後に学科と実技内容の筆記試験により合格者に修了認定証が渡される。認定者はさらに上位の植栽基盤診断士(実務経験15年以上など)の受験資格が与えられる。
講義の前にあいさつに立った和田新也・日造協関東甲信総支部長は「難しい試験なので懸命に勉強していただき、資格を取得していただきたい。この資格はまだ生まれて間もないものであり、皆さんがリードし皆さんが道を創っていかなければならない」と呼び掛けた。また関東地方整備局の山本和志・都市整備課長補佐は「透明・公正な競争を促進するため総合評価落札方式を採用し普及させている。今後、議事湯って木に優れた企業が優位に立つことは間違いない。今回のような技術的な蓄積の機会を逃さず身につけていただきたい」と技術の優れた企業が生き残れる可能性を秘めている-とした。
渡邉進・日造協埼玉支部長は「植栽時の土壌というのは非常に重要です。この資格がこれからさらに認知されるためには、皆様が資格取得後にどのくらい活躍するかにかかっている。この植栽基盤診断士資格を持っている方に仕事をお願いして良かったと言われるようになっていただきたい」とあいさつした。
学科講習では①植栽基盤整備の基礎②土壌の基礎③植栽基盤整備の概要④調査から施工まで⑤植栽基盤土壌調査の実技-などを勉強し、受験対策を行った。
【写真:学科講習を受ける参加者】