2500人が佐田氏にお別れ―。
日、佐田建設の元代表取締役でもあり、群馬県建業協会の相談役でもあった佐田武夫氏の本葬・告別式が前橋市の群馬県民会館大ホールで行われ、建設関連をはじめ、各種団体の関係者のほか、故人の出身校である群馬県立前橋工業高等学校の硬式野球部OB会など、2500人を超える参列者が故人の冥福を祈った。
佐田氏は大正年、旧粕川村に生まれ、現在の茨城大学工学部を卒業したのち、群馬県立前橋工業高等学校の教員などを経て同社へ入社。昭和年からは同社の代表取締役社長を務め、県内の建設業の発展に寄与し続けた。佐田氏の活躍は建設業界のみならず、日本クラブバスケットボール連名の名誉会長や群馬県体育協会の名誉会長を歴任するなど、スポーツ界にも多大な功績を残した。
弔辞では、大澤正明県知事が「群馬の発展に寄与し続けていただき、本日のわたしがあるのも佐田さんのおかげ」と哀悼の意を表し、群馬県建設業協会の小島秀薫会長も「建設業界にとって痛恨の極み。佐田相談役の偉業を引き継いで参ります」と誓った。
親族を代表した喪主の佐田玄一郎衆議院議員は「亡き父のふるさとへの思いをわたしも引き継いで参りますので、今後もよろしくお願い致します。本日はご会葬ありがとうございました」と謝辞を述べた。