群馬県室内装飾事業協同組合(櫻井澄夫理事長)は6日、渋川市伊香保町のホテルきむらで、「日装連乾式(粘着)工法技士登録更新講習会」「日装連内装士第27次研修会」を同時開催した。講師に日装連乾式(粘着)工法研究指導員の鎌田善和氏を招き、およそ60人の組合員らが参加した。
開会に先立ち、櫻井理事長は「日本だけでなく世界全体に、この大不況の中、大変な大津波が押し寄せている。このような時こそ、勉強に勉強を重ねていくことが大事。手を取り合って一緒に強化していければ、この状況を乗り越えていける」とあいさつ。続けて「今年は2回、3回と講習会を積み重ねていく。お客様によりよい内装士であるということをPRしていきたい」と語った。
その後、講習・研修に移り、鎌田氏が「開発が進む乾式商品」「内装士制度のパートナーとしての乾式(粘着)工法技士制度」について、業界の現状や展望などを説明。鎌田氏は「当たり前のように仕事を続けていくには、値段を下げるより高い技術をお客様に納得して売り込むことが重要」と語り「日装連の資格は内側を向いており、もったいない状況で、お客様はわからない。外側に向けて発信するべき。タイムリーに必要としているところに技術を見せつけて、内装士を世間に知らしめるようアピールしてほしい。そうすれば口コミで広がっていく」と、技術アピールの必要性を説き、参加者は真剣に耳を傾けていた。