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国土交通省

社会通念上不適切な行為も/3月に発注者ガイドライン

2009/02/20 本社配信

 国土交通省は現在、建設業課で発注者ガイドライン(仮称)の策定作業を進めており、3月に公表する予定としている。発注者の姿勢を正すガイドラインにする方針で、内容は建設業法を基本としつつ、そのほか、社会通念上不適切な事例も加える考え。歩切りの禁止なども盛り込まれることになりそうだ。策定後は都道府県と市町村にも広く周知する。説明会の開催なども浮上しているようだ。

 同省は平成19年6月に建設業法令順守ガイドラインを策定している。副題の「元請負人と下請負人の関係に係る留意点」が示している通り、元下間を対象にした内容となっており、発注者は含まれていなかった。

 法令順守ガイドラインは、元請と下請との関係に関して、どのような行為が建設業法に違反するかを具体的に示している。法律を知らないことによる違反行為を防ぎ、対等な元下関係の構築を目的としたもの。

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