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神奈川県横浜市

整備、維持、地域交通、交通安全を柱に事業展開/国道1号保土ヶ谷橋交差点改良に新規着手

2009/02/28 日本工業経済新聞(神奈川版)

 横浜市道路局の平成二十一年度事業は、高速道路、都市計画道路、幹線道路などの「道路整備」、橋りょうなどの長寿命化などの「維持管理」、バリアフリー化推進などの「地域交通対策」、交通事故対策、自転車・自動車の駐車対策などの「交通安全」の四つを柱に事業展開を図る。

 道路整備のうち高速道路は、横浜環状北線の建設に当たる首都高速道路㈱に対し、出資し、事業推進を図るほか第三京浜港北インターチェンジから東名高速横浜青葉インターチェンジを結ぶ計画の横浜環状北西線は、都市計画及び環境影響評価関連資料作成に係る予算を付けた。都市計画道路整備は、市が幹線道路網の骨格を形成として位置づけている三環状十放射道路をはじめ、横浜環状道路にアクセスする関連街路、相模鉄道本線星川駅~天王町駅間連続立体交差事業などの促進を図る。幹線道路では、国道1号が戸塚区の不動坂交差点の改良に加え、新規に保土ヶ谷区の保土ヶ谷橋交差点に改良に着手する。最寄り駅まで15分道路整備は、一般改良事業を含め八十七か所で事業展開を図り、十二か所の完了を目指す。

 維持管理では、夏季のヒートアイランド対策として、保水性や遮熱性による特殊な舗装を施したすず風舗装事業を実施するほか、昨年度から取りかかった街路樹の根上がり対策などを実施する。この他、橋りょうや舗装など道路等のインフラの長寿命化策の一環として、新規に民間活力を導入した事業スキームの構築の検討を行う。

 地域交通対策は、駅周辺のバリアフリー化では、星川駅と本郷台駅周辺地区の基本構想を地元区と連携しながら策定に当たる。

 交通安全では、歩道、防護柵、案内標識、道路照明灯の施設等整備、駅前などの市営自転車駐車場整備を行っていく。

▽横浜環状道路関連街路の調査

◇二三、二五〇

 ①横浜環状南線関連街路(広報等)②横浜環状北線街路(予備設計、広報等)

 ▽横浜環状北西線の調査

◇二〇〇、〇〇〇

 ・都市計画及び環境影響評価関連資料作成等

 ▽首都高速道路の整備に対する出資金

◇一、八四一、〇〇〇

 ・横浜環状北線ほか

 ▽三環状十放射道路等整備

◇一一、五六〇、九七二

 ①環状3号線(戸塚区戸塚町~汲沢町)

 ②環状4号線(栄区公田町~中野町)

 ③羽沢池辺線(神奈川区羽沢町~緑区鴨居町)

 ④横浜伊勢原線(泉区上飯田町~和泉町)

 ⑤山下長津田線(緑区白山一丁目~鴨居町等)

 ⑥鴨居上飯田線(旭区本宿町~二俣川二丁目)

 ⑦中田さちが丘線(泉区岡津町)

 ▽横浜環状道路関連整備

◇二、三二八、〇〇〇

 ①横浜藤沢線(栄区長尾台町~戸塚区小雀町)

 ②大田神奈川線(鶴見区上の宮一丁目~神奈川区西寺尾一丁目)

 ③岸谷生麦線(鶴見区岸谷二丁目~生麦三丁目)

 ▽連続立体交差事業

◇二、六七二、〇〇〇

 ・相模鉄道本線(星川駅~天王町駅)連続立体交差(保土ヶ谷区岩間町~星川三丁目)

 ▽橋梁架け替え

◇一、六二九、五〇〇

 ①花見橋(南区弘明寺町~大岡二丁目)

 ②井土ヶ谷橋(南区井土ヶ谷下町~花之木町)

 ③光明橋(港南区日野七丁目)

 ▽都市計画道路網調査

◇八〇、〇〇〇

 ▽道路改良等事業

◇一、九八二、二五〇

①国道1号(戸塚区柏尾町~保土ヶ谷二丁目)

②国道1号(保土ヶ谷岩井町~保土ヶ谷町二丁目=延長八〇〇㍍、計画幅員二五㍍、二十一年度~二十七年度事業)

 ③東寺尾第317号線(鶴見区潮田町一丁目~鶴見中央四丁目)

 ④県道川崎町田線(青葉区田奈町~恩田町)

 ⑤自転車道整備(鶴見区平安町栄町公園通りほか)

 ▽横浜環状道路関連

◇三五〇、〇〇〇

 ①上郷公田線(栄区公田町等)

 ②田谷線(栄区田谷町)

 ▽電線共同溝

◇三六六、〇〇〇

 ▽交通安全施設等整備

◇一、八七四、一八一

 ①自転車駐車場施設の整備=鶴見駅西口第二自転車駐車場(仮称)(鶴見区豊岡町)ほか

 ②歩道の整備=星川、天王町地区(保土ヶ谷地区)ほか

 ▽踏切道の改良

◇一三二、〇〇〇

 ・水流踏切(JR東日本・港北区小机町)ほか

 ▽沿道環境改善

◇二七一、〇〇〇

 ①低騒音舗装=県道弥生台桜木町(中区日ノ出町一丁目~二丁目)ほか

 ②ソーラー安全灯=中山第280号線(緑区上山二丁目)

 ▽人にやさしい(バリアフリー)歩行空間整備

◇四五三、〇〇〇

 ・上大岡駅、港南中央駅周辺地区(港南区)ほか

 ▽道路整備費負担金

◇五、五〇〇、〇〇〇

 ・国道1号原宿交差点(戸塚区原宿町)ほか

 ▽駅まで15分道路等整備

◇六、三二五、二四四

 ①交差点改良等によりボトルネック解消につながる路線(十八か所)

 ②幹線道路と併せて整備することにより、効果が一層高まる路線(三十五か所)

 ③駅前広場、駅周辺道路等公共交通機関の利便性向上につながる路線(九か所)

 ④交通渋滞の解消につながるバスベイの設置(三か所)

 ⑤スムーズ交差点プラン(五か所)

 ⑥一般改良による事業(十七か所)

 ▽道路修繕

◇九、四八五、七一八

 ▽すず風舗装整備

◇二一〇、〇〇〇

 ・彫刻通り(西区北幸一丁目)、日吉中央通り(港北区日吉本町一丁目)、鶴見区役所前(鶴見区鶴見中央三丁目)等十か所

▽道路がけの防災対策

◇二五、〇〇〇

 ▽街路樹、植樹帯管理

◇八二二、九三九

 ・街路樹管理一三四、二六六本、植樹帯管理一二六・八㌶

 ▽街路樹の根上がり対策

◇一五〇、〇〇〇

 ・歩道上の街路樹の値上がり状態を樹木の良好な生育を確保しつつ、改善する事業。国道1号(戸塚区戸塚町)、いずみ野駅周辺(泉区和泉町)ほか

 ▽民間活力を導入した公共施設長寿命化推進調査

◇五、〇〇〇

 ・橋りょうや舗装などの道路等のインフラを良好な健全度で維持するための保全更新費用を確保するため、民間資金を活用した新たな財源確保やPFI等の導入による事業スキームの構築を検討

▽橋りょう長寿命化推進

◇六七三、〇九五

 ・塗装補修六橋、高欄修繕等十六橋ほか

 ▽橋りょう改良

◇五〇五、三三九

 ①河川改修関連=境川橋(泉区上飯田町~藤沢市高倉)

 ②跨線橋等補修=花月園前人道橋(鶴見区生麦五丁目~岸谷四丁目ほか)

 ▽横浜型「橋守(はしもり)」検討調査

◇二、〇〇〇

 ・アセットマネジメントを推進するため、補修実施の判断、補修方法の選定等について、民間技術者と協働して検討する体制を試行的に実施するとともに、庁内技術者の技術力向上を図るため、技術研修を引き続き実施

▽橋りょう地震対策

◇五七、九〇四

 ・永田富士見橋耐震補強(南区永田東三丁目~保土ヶ谷区岩井町)ほか

 ▽トンネル補修

◇一七一、九九〇

 ・二本松隧道(磯子区氷取沢町~金沢区釜利谷町)補修ほか

▽最寄り駅まで十五分の交通体系整備

◇五、〇〇〇

 ▽まちのバリアフリー化推進調査

◇三二、四七一

 ・星川駅周辺地区(保土ヶ谷区)、本郷台駅周辺(栄区)で基本構想策定

 ▽交通安全施設等整備

◇九一一、〇七三

 ▽交通安全施設補修

◇八九九、一八四

 ▽雑線類地中化促進

◇一三、六八四

 ・中区弁天通二丁目付近から本町二丁目付近。中区北仲通四丁目から元浜町四丁目付近ほか

 ▽自転車駐車場施設の整備

◇四〇五、二〇〇

 ・市営自転車駐車場施設の整備等=保土ヶ谷駅など



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