記事

事業者
佐久市建設業協会

佐久市建協が合併調印/木下新会長のもと一致団結

2009/04/03 長野建設新聞

 佐久市建設業協会(木下修会長)と同市北建設業協会(井出睦雄会長)は31日、市内で協定を結び、市内全5支部が統一されての「佐久市建設業協会」が発足した。新協会の発足は4月1日付けとなり、新会長に選任された木下氏の任期を21年度までとすることも合意された。

 同市の協会統合は、平成17年の佐久市など4市町村による合併に伴って市内の4支部(南部、臼田、望月、浅科)が集結して以来。市協会100人、北協会17人の総数117人の会員でスタートを切った。

 北協会の井出会長は「いつか合併をと願ってきたが良いタイミングがなく、ようやく本日の調印にこぎ着けた」として、「今後会員一同が、一致団結して事業に取り組んでいきたい」と述べ、木下新会長は「4年もの長い間この日を願ってきましたが、何よりも会員一人ひとりの意思疎通が必要。皆様の信頼のもとで、協会活動に鋭意努力していきたい」と抱負を語った。

 また調印式に併せ、4月19日の佐久市長選挙への立候補を予定する柳田清二氏と木曽茂氏が演説を行った。

 このなかで柳田氏は「建設産業が健全経営するためには、入札制度を抜本的に見直す必要がある」とし、「総合文化会館建設、総合病院などの事業に力を入れ、活力ある市づくりを行いたい」と力説した。

 一方の木曽氏は「世界恐慌で日本の各工場は大変な時期。対策には公共投資が必要だが、市の発注制度は様々な問題がある。そこをまず改善しなければならない」と述べ、「合併特例債は300億円残っているが、県内19市の中で佐久が一番元気であり、このまま発展して前進できる運営が必要」と強調した。

 協会の新役員は次のとおり。(敬称略)

 ◇会長=木下修(木下建工㈱)

 ◇副会長/望月支部=工藤完治(㈲工藤工務所)、浅科支部=山浦利秋(佐久企業)、北部支部=池田正(池田建設㈱)、南部支部=唐澤成人(大進建設㈱)、臼田支部=丸山悦二郎(㈱丸山工務店)

 ※協会事務所=佐久市野沢325-2(佐久建設会館内)


WEB用/木下氏と井出氏001912.jpg WEB用/調印式の様子001913.jpg

紙媒体での情報収集をご希望の方は
建設新聞を御覧ください。

建設新聞はこちら