県警察本部は21年度当初予算に、駐在所等建設5900万円、警察本部庁舎等整備3400万円、待機宿舎等改修1億3400万円などを盛り込み、警察施設の整備を進める。
このうち「駐在所等建設」は、本建駐在所(早川町高住617-22)と鳴沢駐在所(鳴沢村3759-1)の建て替えを行うもので、規模はRC造2階建て延べ約86㎡を想定。
設計は県内部で行い、工事発注は3分離で行う予定だ。なお、今回予算化した建設費には、建築・電気・機械・解体・外構が含まれている。
「警察本部庁舎等整備」は、北杜警察署別館建設工と南甲府警察署東別館耐震化設計委託を行うもの。北杜警察署別館は、S造平屋延べ約100㎡を想定していて、警察署敷地内に新たに建てる。
南甲府警察署東別館は、RC造3階建て延べ750㎡で、築30年以上経っているため耐震化する。着工は22年度になる見通し。
「待機宿舎等改修」は、徳行待機宿舎A棟の改修工、都留幹部署員待機宿舎改修工、富士吉田地区独身寮受水設備改修工などを予定。
徳行待機宿舎A棟は、RC造4階建て延べ798㎡で16戸が入居。都留幹部署員待機宿舎は、RC造3階建て延べ667㎡で12戸が入居していて、ともに築30年以上が経過している。改修は外壁塗装や水回り設備の整備など、外装内装ともに大規模に行うとしている。
富士吉田地区独身寮受水設備改修工は、既存受水槽を高架水槽に整備する。
このほか修繕などを行う警察署等整備費6048万2000円を予算化している。