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茨城県古河市

思川浄水場更新工事/7月にも土木・機械・電気で分割発注

2009/05/09 日本工業経済新聞(茨城版)

 古河市水道課は、思川浄水場の次亜塩素酸ナトリウム注入設備で更新工事を計画している。発注方法は、土木・機械・電気の3分割を予定。7月にも一般競争入札(土木)と指名競争入札(機械・電気)で発注する見通しだ。平成21年度当初予算に建設改良費として4億4000万円を計上し、22年2月の完了を目指す。

 思川浄水場(栃木県下都賀郡野木町大字野木2209)は、昭和49年に野木町との共有施設として建設。

 古河地区・総和地区・野木町の約13万人に、1日平均4万立方mを給水している。

 次亜塩素酸ナトリウム注入設備が老朽化したため、市販次亜塩素設備への更新移設工事を実施する。

 設備の規模は、RC造平屋建て延べ50㎡。

 工事の概要は、土木が外壁、建具、内装改修および耐震改修一式。

 機械では、注入ポンプ5台、貯留槽(20㎡)5槽、注入機制御盤1面、付帯配管一式などを実施する。

 電気は、注入設備変圧器盤1面、既設監視制御装置機能増設、据付配線工事などを予定。

 工期はいずれも8カ月を見込んでおり、22年2月の工事完了、同4月の供用開始を目指す。

 発注方法は、土木は一般競争、機械・電気は指名競争を予定。

 今年度の当初予算には、土木に1億1500万円、機械に2億1735万円、電気に9208万円を計上している。

 実施設計は、㈱日本水道設計社(東京都千代田区)が策定した。

 なお、現在建設を進めている排水処理施設は、22年2月にも完成する見通し。

 今年度は、汚泥濃縮装置設置工事と電気設備中央取込み工事を計画しており、予算には7749万円を盛り込んでいる。

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