【桶川市】 学校法人しろがね学園しろがね幼稚園(桶川市加納500番地、電話048-728-4004、中山茂三理事長)は、首都圏中央連絡自動車道(圏央道)の整備に伴い、現在地から1・5㎞ほど離れた市内の坂田西特定土地区画整理事業地内の99街区1画地に、移転新築を計画している。施工業者の選定作業については、近く開催予定の道路用地収用説明会を経て、補償協議が整った後になるため、夏以降になる見通し。
建設予定地は、桶川東小学校や桶川市東部区画整理推進事務所の北側に位置した「しろがねグランド」。敷地の用途は第1種低層住居専用地域で、面積9996・59㎡。
新築規模は、2階建て1棟で、建築面積2726・4㎡、延べ床面積4084・43㎡、高さ9・85mの計画。収容定員は、420人(12学級)の予定。
幼稚園設置に要する費用は、3月下旬に開催した県私学審議会で、土地買収費に9億9000万円、園舎に7億円(見込み)、園具・教具に1億円(同)の合計17億9000万円を提示していた。また、同審議会の資料では、開園予定日が22年4月1日となっているが、移転補償協議の時間を考慮すると、年度内竣工は難しそうだ。
設計は、㈱ケイアイ総合研究所一級建築士事務所(ふじみ野市川崎149、電話049-263-2777)が担当している。建築計画に関する連絡先は、同事務所の佐藤氏が担当。
現園舎の敷地面積は5344㎡で、既存建物がS造2階建て、延べ床面積1599㎡の規模。
なお、同幼稚園のある加納地区は、圏央道と主要道路川越栗橋線の仮称・桶川インターチェンジが整備される場所で、補償対象者が約200人に及ぶ。補償説明会の日程は明らかになっていないが、近日中に案内文を発送する予定。
【写真=建設予定地の「しろがねグランド」】