ユニフロー(石橋さゆみ社長)は、高速シートシャッターの新シリーズとして各種機能設定時わかりやすさとメンテナンス性を高めた「スムーザーRBシリーズ」を発売した。
新発売のシリーズは、従来機種を見直し、機能設定時のわかりやすさと機器のメンテナンス性の改善を図っている。
新たな制御方式にエンコーダを採用。シートの上下限停止位置調整や、各種機能を制御盤の操作パネル上で、簡単・正確に設定できるようになった。従来機種は、シートの停止位置を制御する「リミットスイッチ」をシャッターボックスに内蔵していたため、製品サイズによっては高所作業が必要な場合もあったが、手元の操作パネルを確認しながら設定できる。
制御板の操作パネルには表示ウィンドウを搭載。設定時に必要な情報、メンテナンス時期の通知、従来機種ではアラーム音と制御盤内のLEDの点滅で表現していたエラー種類もわかりやすく表示する。
安全センサーについては、「光軸ずれ」の調整が容易にできるよう改善された。安全センサーは、対になったセンサー同士が光線を一定時間以上認識しないと異常と判断、機能を停止する仕組みになっている。経年使用やシャッターレールへの衝突によってセンサー(光電管)が動いてしまい、安全センサーがうまく働かなくなるのが「光軸ずれ」だ。従来品は2対のセンサーのうち1つをレールに内蔵していたため、ずれの調整が難しかった。新製品では、レール内蔵側のセンサーがブラケットごと引き出せて簡単に調整できるよう工夫されている。
参考価格は、「RB-2」W3000×H3500㎜で95万円(標準仕様、ユーザー価格。消費税、設置工事費、諸経費別途)。