横浜市まちづくり調整局は十九日までに、プロポーザル方式を用いて業者選定を進めてきた横浜動物の森公園(ズーラシア)に整備を計画しているチーター舎などの施設の新築設計について、業者を選定し、契約を交わした。
このほど設計作業に当たるのは、開港150周年記念イベントのヒルサイド開催会場跡地に整備を計画しているアフリカサバンナゾーン内に設けられるチーター舎などの施設。まちづくり調整局では「動物の健康管理を最優先し、飼育担当者が安全で効率的に動物を飼育できる動物舎のあり方について」、「動物の習性等を踏まえた計画に対する提案、施設の省エネルギー及び環境負荷への配慮」、「施設の耐久性及びメンテナンス性、コスト(イニシャル・ランニングを含む)」に関する提案や考え方を求めた。今後は、年度内に設計図を仕上げ、次年度以降に工事という予定だ。以下、概要は次のとおり。
▽チーター舎ほか新築に伴う設計=ライオン舎(RC造等二階建て、延床面積二九四平方㍍)、チーター舎(RC造等平屋建て、延床面積三一八平方㍍)、リカオン舎(RC造平屋建て、延床面積二一二平方㍍)…㈱田辺設計(六百十六万円で契約)
▽アビシニアコロブス舎ほか新築に伴う設計=アビシニアコロブス舎・ウォークインゲージ(RC造等平屋建て、延床面積五八六平方㍍)、鳥類館(RC造平屋建て、延床面積二三五平方㍍)…㈱渡辺建築設計事務所(五百五十万円で契約)
▽キリン舎新築に伴う設計=キリン舎(RC造二階建て、延床面積八一(五平方㍍)…㈱金子設計(五百四十万円で契約)
▽シマウマ・エランド舎ほか新築に伴う設計=シマウマ・エランド舎(RC造平屋建て、延床面積九四〇平方㍍)、ナイルワニ舎(RC造平屋建て、延床面積七五平方㍍)…㈱日生建築計画研究所(五百三十万円で契約)
▽クロサイ舎ほか新築に伴う設計=クロサイ舎(RC造平屋建て、延床面積三一〇平方㍍)、家畜舎(木造等平屋建て、延床面積二〇四・五平方㍍)…㈱ケー・アール建築研究所(三百十四万円で契約)