日本海東北自動車道中条IC~荒川胎内IC間が18日に開通した。当日は、午後3時からの開通に先立ち、開通式典が村上市の荒川地区公民館で開催され、地権者や地元自治体、国会議員、県会議員、工事関係者など約300人が参加し、県北地域の「命の道路」として期待される同路線の区間完成を祝った。今回の供用開始により新潟市~県北端の村上市までの約47kmが結ばれたが、参加者は、さらに新直轄事業により整備が進められる荒川胎内IC~朝日IC間の早期完成に期待を寄せた。
式典の主催者あいさつで、東日本高速道路の八木重二郎代表取締役会長は、「本日の開通により新潟中央ジャンクションから荒川胎内インターチェンジ間の約47kmが高速道路によって一本に結ばれ、新潟市との間の移動時間の短縮はもちろん、地域の医療環境の向上や県北地域の観光振興にも貢献できると考えています。今回の開通を景気に高速道路の利用が進み、沿線地域が発展されることを祈念いたします」と述べた。
来賓の祝辞では、泉田裕彦新潟県知事が「日沿道は、県北地域にとってまさに命の道路。県北地域から中核病院である新発田病院まで30分以内に救急搬送ができるような環境をつくることは、最低限の国と自治体の義務と思っている。この道路の整備から暮らしの安全・安心と、県北地域の発展につなげていただきたい」とあいさつ。
続いて稲葉大和衆議院議員も「今回の開通のさらに延長線上にある朝日ICから県境部分、青森まで全線開通を目指し運動をさらに強めていかなければならない。皆様と一緒に命の道路の全面開通に向けてなお一層の精進努力をしていまいりたい」と力を込めた。
北陸地方整備局の前川秀和局長は「荒川胎内ICから朝日ICまでは新直轄方式で国土交通省が建設を進めている。朝日ICまで平成22年度末の開設を目指し工事を促進していく」と方針を示した。
大滝平正村上市長は「今回の中条IC~荒川胎内ICの開通は高速道路が本格的に村上市にやってきたと実感できる幕開けの出来事。災害時の代替道路確保や救急医療など生命に直結する命の道。また、いままで遠かった村上が近くなったというイメージアップにもつながる。今後は、国が新直轄事業で進める日沿道のさらなる延伸により、県北圏域の高速交通ネットワークが早期に形成されるよう強く要望していきたい」と決意を述べた。
中条IC~荒川胎内IC区間は、胎内市弥彦岡~村上市南新保の延長約9・7kmを延伸するもので、東日本高速道路が平成10年度の施工命令を受け着工、整備を進めていた。今回の開通により、新潟市から村上市までの移動距離は約5分短縮。村上市から第三次緊急医療機関となる県立新発田病院までの搬送時間が5分短縮され、救命率の向上も期待される。さらには県北地域の温泉や城下町、景勝地など観光地への集客効果も見込まれる。
なお、新潟県の日本海東北自動車道(新潟~朝日間約67km)の整備延長は全体で約46km、整備率は約7割となる。
【写真=関係者による鋏入れ、くす玉開披】
















