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失格価格は千円止め/業務委託/くじ引き増加で変更

2009/09/16 長野建設新聞

 県は、受注希望型競争入札の失格基準価格算定にあたり算出額の千円の位を四捨五入し「万円止め」としているが、業務委託に限り「百円の位を四捨五入し『千円止め』」に変更する考えを明らかにした。改定時期は未定だが、早ければ10月1日公告分から適用されるもよう。

 失格基準価格は、同額入札による「くじ引き」の多発を防ぐため、昨年度まで円単位で設定していた。

 本年度からは、予定価格を推測しにくくする「応札者自らの積算を促す発注方式」の全面試行により「入札価格がばらつくため、万円単位としても問題ない」と判断。4月1日公告分から変更している。

 しかし、変更後、予想以上にくじ引き決定案件が多発。受注者側からこれを問題視する意見が多く寄せられたこともあり、今回の判断に至った。

 なお、建設工事については現行どおり「万円止め」を継続する。

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