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千葉県成田市

根木名川、玉造ポンプ場を改築へ/日本上下水道で長寿命化計画を策定

2010/02/01 日刊建設タイムズ

 成田市は、根木名川中継ポンプ場(成田市土屋726)と玉造中継ポンプ場(成田市玉造1-12)の改築を計画している。改築は、施設が老朽化していることから耐震補強と設備の更新工事を実施する。事業は5か年程度で実施する予定で、効率的に事業を進めるため、今年度で長寿命化計画を策定する。計画の策定業務はこのほど一般競争入札で日本上下水道設計(東京都港区海岸1-9-15)に委託した。委託金額は770万円。委託工期は2010年2月26日。

 長寿命化計画は、施設の維持管理費・改築更新費の増大が予想されることから、ストックマネジメントの考え方を導入し、施設の延命化と維持管理や改築更新コストの平準化による長期的な管理経費の抑制を図るために策定する。今年度で計画をまとめ、国に国庫補助を申請する。計画策定の対象施設は土木・建築施設、建築機械・電気設備、プラント機械・電気設備。

 長寿命化計画では、健全度評価・劣化予測を行い、費用の算出や改築計画の基本方針を策定し、年度別に事業の実施計画をまとめる。基本方針の策定では管理の効率化(コスト面、操作面)、省エネ化、リスクの低減化等、改築更新のニーズを明確化し、短期的(5年程度)な更新設備リストから改築更新方法を選定する。

 根木名川中継ポンプ場の計画汚水量は0.176m3/秒・10.56m3/分で、認可施設能力はφ200㎜×4.44m3/分×45m×65kwが2台とφ300㎜×8.88m3/分×45m×120kwが1台。計画人口は1万8700人。全体計画は、計画汚水量が0.351m3/秒・21.06m3/分で、施設能力はφ200㎜×4.44m3/分×45m×65kwが3台とφ300mm×8.88m3/分×45m×65kwが2台。建物はポンプ棟が延べ約1033.56㎡(建築面積306.32㎡)と自家発電棟が延べ146.51㎡(建築面積75.83㎡)。

 一方、玉造中継ポンプ場の計画汚水量は0.066m3/秒・3.94m3/分、認可施設能力はφ150㎜×3.50m3/分×30m×50kwが3台。計画人口は8220人。全体計画の計画汚水量は0.068m3/秒・4.09m3/分で、施設能力は認可施設能力に同じ。計画人口は8530人。建物はポンプ棟が延べ326.24㎡(建築面積173.63㎡)と自家発電棟が延べ105.41㎡(建築面積99.42㎡)。

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