高田河川国道事務所工事安全対策協議会(会長=大石登・高田河川国道事務所長)は25日、糸魚川市内で「第19回技術研究発表会」を開いた。当日は、今年度に寄せられた新技術やコスト縮減、施工計画・施工管理などに関する55編の論文のうち、厳選された12編が披露された。
その中でも、コスト縮減への取組みをまとめた北陽建設㈱の『コスト縮減を前提とした施工への取組み』と施工計画・施工管理について発表した㈱鷲澤建設の『橋台コンクリートのひび割れ防止対策について』の2編が優秀賞に輝いた。
技術研究発表会は、現場に従事する技術者が日頃の業務を通じ、新しい建設技術の活用や改良、施行管理の工夫や安全対策などを取りまとめ、ノウハウを情報発信することで、技術力のアップとともに、良質な社会資本整備を図るのが狙い。
表彰を受けた論文テーマは次のとおり。※①工事名②請負事業者③発表者※敬称略
【優秀賞】
▽コスト縮減を前提とした施工への取組み=①外沢地区法面対策その3工事②北陽建設㈱③荻久保武志
▽橋台コンクリートのひび割れ防止対策について=①小山沢橋下部その2工事②㈱鷲澤建設③三林史生
【奨励賞】
▽LDis工法による住宅近接地地盤改良工事例=①西直江津地区堤防強化対策工事②㈱高舘組③飯田忠行
▽ハイパワースノーフェンス工法の施工事例=①直江津18号維持その2工事③㈱上越商会③太田剛
▽冬季コンクリート補修・補強工事の施工管理について=①妙高大橋補修その1工事②日特建設㈱③中嶋智之
▽路面補修箇所の事前調査について=①糸魚川管内路面維持作業②北川ヒューテック㈱③戸水三幸
▽埋設管下のボックスカルバート施工について=①新町大橋床版外工事②田中産業㈱③林伸吾
▽安全建設気象モバイルの活用について=①糸魚川地区塩害橋梁補修工事②伊藤・高村JV③白石雄一
▽複合柱基礎施工について=①青海交差点改良他防護柵工事②猪又建設㈱③建守克彦
▽廃止地下道横断歩道の内空充填材料について=①糸魚川管内維持工事②㈱笠原建設③石黒歩
▽模型を使用した消波ブロック据付手順の検討について=①名立地区海岸防災工事②相村建設㈱③石黒喜明
▽軽量盛土工背面の法面保護工における創意工夫について=①外沢道路工事②金森建設㈱③佐藤俊一
【写真=厳選された12論文が披露された】