㈱オークサ・マテックスの小林正夫代表取締役と㈲本道商店の本道孔崇代表取締役は、17日に記者会見を行い、製造の合理化と健全経営を図るため4月1日付で「株式会社諏訪共同生コン」を設立することを発表した。本道商店湖畔工場を休止とし、製造分をオークサ・マテックス朝日工場へ委託するかたちとなる。
諏訪生コン協同組合に所属する両社が集約化を図ることにより、同組合の構成は7社6工場。小林社長は「今後は県下で集約化の流れが起こると思われるが、県が進めている共同販売体制があるから県内の生コン工場は倒産しない。諏訪共同生コンが、他工場の模範となるような会社を目指していきたい」と集約化の意味を語った。
また、本道社長は「共同運営することによる集約化の運びになったことは大変喜ばしい。生コンの出荷量は年々落ち込むばかりで、先行きの見通しが立たない状況。時代の流れに沿って企業の形態を変えていかなければ生き残れない。これからは2社の協力のもと、効率的な運営で、品質管理の徹底とサービス向上に努めていきたい」と新体制への意気込みを述べた。
なお、本道商店湖畔工場の社員12人は1日付で諏訪共同生コンへ転職。新工場(㈱諏訪共同生コン)の所在地は茅野市宮川1110番地。