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国土交通省

ビデオテープ提出不要に/ガードレールで非破壊試験

2010/04/08 本社配信

 国土交通省は「防護柵設置工の施工における出来形確保対策について」を、技術調査課長から各地方整備局の企画部長へ通知した(3月31日付)。

 ガードレールの施工で過去に、関東整備局などで根入れ長不足の粗雑工事が発覚。対応策として同省はガードレール工事で、請負者がすべての支柱の建て込み状況などをビデオ撮影し、発注者へ提出することを義務付けていた。

 全支柱のビデオ撮影は、受発注者双方にとって多大な業務負担となっている。業務の効率化を図るため同省では、超音波などを用いた非破壊試験による支柱の根入れ長の測定を試行。昨年度に50件で取り入れた結果、精度に問題がないことを確認した。

 このため22年度は、非破壊試験とビデオ撮影の、どちらで対応しても良いことにする。

 非破壊試験に要する費用は、別途、現場管理費に積み上げ計上する。監督職員が指示した支柱(10本に1本以上の割合)で調べる。測定時間は、1本あたり5分程度だ。

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