記事

事業者
茨城県常陸大宮市

分離発注を予定/美和診療所改築

2010/05/01 日本工業経済新聞(茨城版)

 常陸大宮市医療保険課は、施設の老朽化に伴い国民健康保険美和診療所を美和総合支所(常陸大宮市高部5281-1)の敷地内へ移転改築する計画だ。22年度は、昨年度に㈱エイプラスデザイン(水戸市)がまとめた実施設計を基に建設工事などを予定。本体建設工事ほか、既存車庫の解体工事、浄化槽解体工事を第1四半期から第2四半期の間でそれぞれ一般競争の分離発注を実施する見通し。

 常陸大宮市国民健康保険美和診療所は、昭和50年4月に檜沢診療所、嶐郷診療所を統合した診療施設として高部395-3地内に建設。市の北西部に位置し、美和地域をはじめとする「地域に根ざした医療」を目指したサービスの提供を行っている。

 既存施設は、敷地面積1835㎡にRC壁式構造2階建569・30㎡

(1階298・74㎡、2階270・56㎡)。病床は設けていない。

 同施設は、間もなく築35年が経過することから、老朽化による改築を計画。新たに既存施設から約500m離れた高部地内の美和総合支所敷地内へ移転改築し、さらなるサービスの向上に努める。

 実施設計は昨年度、指名競争入札で㈱エイプラスデザインに委託。すでに策定は完了している。

 22年度は、その設計を基に本体建設工事のほか、既存車庫の解体工事、浄化槽解体工事を一般競争入札で分離発注する見通しだ。

 各工事の発注時期については、既存車庫の解体工事が5月、本体建設工事が6月から7月、浄化槽解体工事が7月から8月に発注するもよう。23年春の開院を目指す。

 22年度国民健康保険特別会計(施設勘定)に設計監理委託料515万9000円、工事費1億4439万8000円をそれぞれ予算化した。

 また、国の医療施設等施設整備費補助金1008万円を活用して、事業費に充当する見込み。


【イメージ図】



国民健康保険美和診療所008860.jpg

紙媒体での情報収集をご希望の方は
建設新聞を御覧ください。

建設新聞はこちら