社団法人埼玉県空調衛生設備協会は21日、さいたま市中央区のホテルブリランテ武蔵野で第39回通常総会を開催し、平成22年度事業計画案などを可決した後、任期満了に伴う役員改選を行い、新会長に前副会長の大原萬彌氏(㈱新研設備工業)を選出した。副会長は、大沢謙治氏(内外冷熱工業㈱)を再選し、新たに不破隆夫氏(不破設備工業㈱)を選出。前会長の有山賢市氏(埼玉設備工業㈱)は顧問に就任。
開会にあたり、有山会長は、一般競争入札に対する発注者側の環境整備が未だ十分でないため、不良不適格業者の参入、ダンピングが横行し、品質の低下が危惧される状況を踏まえ、「本年度も国や県などの関係機関に対し、地元埼玉の建築設備専門企業への発注の促進、一般競争入札の導入には、同じ環境の下で、透明で公平な競争ができるシステムの構築、また専門工事業への一層の直接発注の推進を働きかけてまいります。さらに、地球環境に優しい『低炭素社会』づくりに向けての新分野への参画などの要望活動を、積極的に進めてまいります」とあいさつした。
続いて、大沢副会長を議長に選出し、22年度事業計画並びに予算、役員改選など、すべての議案を可決。そして、平成9年3月から13年余の長きに渡り会長を務め、協会と会員の発展のために尽力した有山氏に、大原新会長から感謝状が贈呈された後、従業員表彰と月例会出席優良会員表彰を行い、総会を終了した。
総会後の懇親会では、大原会長が新役員を代表してあいさつしてから、21年度に県の県土づくり優秀表彰を受賞した会員および現場代理人等を、協会が改めて表彰した。
来賓あいさつは、上田清司知事の祝辞を遠藤昭雄県土整備部副部長が代読し、深井明県議会議員と県建設産業団体連合会の関根宏会長(代理)が祝辞を述べてから、県幹部職員、関係団体の長ら多数の来賓が紹介され、藤井信夫県設備課長の音頭で乾杯し、歓談の一時を過ごした。
新役員と今年度の従業員表彰者は次のとおり。
=敬称略=
【役員】▽会長=大原萬彌▽副会長=大沢謙治、不破隆夫▽理事=荻田政雄(㈱深井設備工事)、小林宏也(㈱泉屋工務店)、長沼章(長沼設備工業㈱)、小林孝裕(㈱ナカノヤ)、佐々木喬(㈱浅倉水道)、吉野弘晃(大宮管工㈱)、瀬田雄一(県南設備工業㈱)、小林孝壽(㈱並木設備工業)、糟谷一男(㈱糟谷設備工業所)▽監事=関上伊一郎(関上工業㈱)、岡田章(セイフル㈱)、伊澤洋(伊澤会計事務所)
【従業員表彰】▽㈱泉屋工務店・平川進▽㈱深井設備工事・吉田昇▽㈱細田管工・田中光男▽ハギワラ㈱・伊藤俊之▽㈱清水アーネット・関口弘昭▽㈱堀田設備工業・高橋久雄▽㈱ソーセツ・高橋弘吉▽㈱貫井産業・五十嵐栄市