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カインズ/本社工事を柏井建設に決定

2010/06/18 群馬建設新聞


埼玉県本庄市内への本社の移転を計画しているカインズ(土屋裕雅社長、高崎市高関町380電話027-320-1100)は、施工者を戸田建設(東京都中央区)に決定した。工事にはまだ着手しておらず、着工へ向けた準備を進めているところ。完成は、24年の秋ごろを予定している。

新社屋の規模は、SRC造(一部S造)の4階建て(一部5階)、延べ床面積は約2万7000㎡。既存施設の約3倍の大きさになる。建設場所は、新幹線駅から近い本庄早稲田駅土地区画整理事業内55、56街区。

現在の社屋は本県高崎市内にあるが、業務拡大で現本社が手狭になっており、さらに交通の利便性の向上を図るために移転が計画された。

SPA型小売業としての機能の整備を一層進めるため、内部にはデザインルームや品質検査室のほか店舗体制を強化するための棚割ルームなどを設置する。さらに新社屋の隣接地には早稲田大学の本庄高等学院、理工学総合研究センター、芸術科学センターなどが並ぶ早稲田リサーチパークがあり、同大の研究成果を生かしなが緑化計画、省エネ化を含めた環境に配慮した施設として整備する。設計は、日建設計(本店=東京都千代田区)が担当。

また本社移転に併せて、カインズ、早稲田大学、埼玉県および本庄市は早稲田リサーチパークを中心として産学官の連携に取り組むために協定を締結している。同協定により、同社は研究ニーズや店舗などにおける研究フィールドの提供などを行い、早稲田大学では研究シーズの提供や人材交流、企業からの技術相談に関する支援などを行う。埼玉県は産学官連携にかかわる総合的な調整や情報収集、研究成果の普及などを、本庄市は地元調整の支援や情報発信などを行う。


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