上越新幹線と関越自動車道を通じて首都圏と日本海を最短時間で結ぶエリアにある群馬県(大澤正明知事)、埼玉県(上田清司知事)、新潟県(泉田裕彦知事)の三県が協働し、広域圏の特性を踏まえた圏域の新たな発展の機会創出等を図るため、第1回目の三県知事会議が2日、新潟市で開かれ、三県が連携しながら、新潟空港を活用した相互観光の推進など重点的に進める4項目を盛り込んだ共同宣言を発表した。
群馬県と埼玉県は背後に日本一の大消費圏を抱える一方、新潟県は日本海を介して、顕著な経済発展を見せる北東アジア諸国やロシアとのつながりを持っている。
初会合では、新潟県が示した北東アジア諸国等との経済交流拡大に向けた取組推進策や防災面での連携、次世代自動車の普及促進策について三県知事が率直に意見を交換。
今回、三県が連携して重点的に進める分野として、①新潟空港を活用した相互観光の推進②新潟港を活用した産業振興の共同研究③防災協力体制の可能性の共同研究④次世代自動車に関する共同研究―の4項目を定めた。
意見交換では、北東アジアやロシアとの今後の物流を考えた場合の新潟空港と新潟港の重要性を認識しながらも、成田空港や京浜港が利用されている現状があるため、新潟県に対して厳しい注文も出た。
大澤知事は新潟港について「自動車産業が活発な群馬県では、中国をはじめアジア方面をターゲットにしたいが、新潟港をそれなりに整備していただき、群馬県の企業が利用しやすい環境を整えて欲しい」と要請。特に群馬県みなかみ町と新潟県湯沢町を結ぶ国道17号三国峠トンネルの狭い幅員がネックと指摘した。
泉田知事は「問題点や課題をあらためて聞かせていただける良い機会だった。使ってもらうメリットがあるような環境整備に、全力を挙げていきたい」とした。
また、上田知事は「この会議を機に新潟空港、新潟港の可能性等について三県で共同研究し、産業振興や観光の拡大に向け、それぞれの特色を踏まえながら進展につながれば」と期待を寄せた。
なお、次回はさいたま市で開催する予定。
【写真=共同宣言を発表し、三県知事が握手】
















