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長野県地域防災支援協会

県下一体へ組織強化/新会長には柳沢氏選出/地域防災支援協会

2010/07/29 長野建設新聞

 長野県地域防災支援協会(池田惠一会長)は27日、佐久建設会館で本年度通常総会を開催した=写真①。任期満了に伴う役員改選では柳沢洋一氏(写真②)を新会長に選出。副会長については2人から6人体制へと規約を変更し、上小、佐久、南佐久の各ブロックと関連団体から5人が選ばれ、その任に就いた。

 冒頭のあいさつで池田会長は「地元建設業のPRを兼ね、信頼の置ける団体として発足して5年が経過。行政と連携して、結束と行動力で地域の安全・安心に寄与できれば」と、発足から今日までを振り返るとともに、「現在は東信地区で組織されているが、今後は全県下に拡大し、県下一体となって組織の強化と大規模災害に対応できる体制へと進んでいきたい」との考えを示した。後を引き継ぐ柳沢新会長は、「会員皆の協力を得て職をまっとうしたい」と抱負を語った。

 総会には、佐久建設事務所の戸田明宏所長と上田建設事務所の山浦直人所長、佐久市からは岩崎弘副市長が来賓として駆けつけ、戸田所長は「近年はゲリラ豪雨が多発するなど異常気象が続いており、行政だけでは限界がある。協会の方々とともに災害に強い地域づくりを」とし、岩崎副市長は「市民の生命・財産を災害から守るべく、このような団体を組織していただき心から感謝している。この梅雨時に災害が多発し、佐久市の被害額もかなりに上ると思われる。大きな結束のもとでご協力いただければ心強い」と、協調と感謝を祝辞に込めた。

 各ブロックの組織連絡網の整備拡充や緊急連絡訓練の実施、関係行政機関および自治会との打ち合わせ・PR活動の実施などの事業計画、役員選出や本会事務所を会長所属の団体に置くなどの規約改訂の議案は満場一致で可決された。

 新役員は次のとおり(敬称略)

 ◇会長=柳沢洋一(柳沢建設)

 ◇副会長=南佐久ブロック/木下修(木下建工)、佐久ブロック/唐澤正幸(竹花工業)、上小ブロック/金井一彦(金井組)、深井正文(深井組)、関連団体本部長/成澤政男(生コン事協)

 ◇監事=伊坂倉ー(伊坂建設)、窪田秀徳(窪田建設)

 ◇相談役=高橋清吉(高仲コーポレーション)、池田惠一(池田組)

 ◇常任相談役=安藤昭一(安藤建設)

 ◇顧問=寺島義幸県議会議長、下村恭県議会議員、佐々木力長野県建設業協会長


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