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千葉県千葉地域整備センター

東習志野実籾線アンダーパスに着工/施工は京成・大成JV、延長約50m

2010/08/19 日刊建設タイムズ

 県千葉地域整備センターは今年度、「習志野都市計画道路3・3・1号東習志野実籾線」のアンダーパスに着工した。工事は京成電鉄と協定を締結し、同社に委託。協定の締結額は5億3571万円。工事の施工は京成・大成JVが担当。今後、年度ごとに協定を結び工事を進める。

 トンネルはBOXで延長約50m、全幅員21.5m(車道4車線7.25m×2、歩道2.85m×2)。工事は習志野市側から施工している。

 同事業の全体延長は約607mで、トンネルを除いた取付道路部分は県が直接施工する。トンネル以外の一般部は既存の2車線を4車線に拡幅する計画で、道路の幅員は24.0m(車道6.5m×2、歩道4.25m×2)。取付道路の詳細設計はオオバ(千葉支店:千葉市中央区中央1-11-1)が担当。

 同路線は、幕張新都心から京葉道路武石ICを通り、千葉市と習志野市及び八千代市の内陸部を結ぶ幹線道路の一部で、京成成田線との踏切が交通の流れを分断し、慢性的な交通渋滞の要因となっていることから、踏切を含む延長約607mを立体交差化(アンダーパス)することで、交通渋滞の緩和と歩行者の安全確保を図る。

 同事業は1997年度に事業着手し、これまでに用地買収や用地補償などを進めていた。今年度からは新たに社会資本整備総合交付金事業として事業を実施。

 事業期間は97~2014年度で、総事業費には56億円を投入する計画。全体計画は用地取得7105㎡、補償件数12件、工事607m(幅員21.5m~33.5m)。昨年度までの進ちょく状況は、投入事業費17億3100万円で事業費ベースの進ちょく率が約30%。今年度の事業費は7億1400万円で、今年度末での進ちょく率は約43%を見込む。今年度は本工事とともに用地取得や占用物件移設工事なども実施する。

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