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東港工業地帯/用地追加取得で調印/工場増築など事業拡張/プロテックエンジニアリング

2010/09/11 新潟建設新聞

 ㈱プロテックエンジニアリング(北蒲原郡聖籠町蓮潟、野村利充社長)は9日、東港工業地帯での用地追加取得に伴い、県企業局と進出協定および土地売買契約を締結した。プロテックエンジニアリング本社で行われた調印式には、同社から野村社長、井上昭一専務、県企業局から賀谷正局長、高橋正敏企業誘致推進課参事らが出席。

 野村社長は「私どもは、皆さんの生命、財産を雪崩や落石などの自然災害から守る製品を作っていますが、今回の追加用地取得により、自社の発展のみならず、我が社が提供する製品を通じて国土の健全な発展に寄与したい」と事業拡張の考えを伝えた。

 賀谷局長は「昨今の厳しい経済情勢もあり、企業誘致、用地の分譲が思うように進まないなかで、追加で用地を取得したいただくことは大変ありがたい」と述べた。

 同社が追加で取得した用地は、本社敷地北側に隣接する1万505㎡で、取得後の敷地面積は、現本社敷地の2倍となる。同用地には、防災資材の製造工場を約1200㎡の規模で増築し、これまで外注していた落石・雪崩防護フェンス等に使うワイヤーネット部分の自社製造を始める。あわせて、製品の強度などをテストするための実験フィールドも拡張し、生産性の向上と、自社での一貫した生産体制により、製品の高品質、高性能化を図る。総投資額は約3億円。平成24年にも工場増築に着工し、翌25年春の稼動開始を予定している。

【写真=賀谷局長(左)と野村社長(右)が握手】

プロテック 賀谷局長(左)と野村社長(右)が握手003514.JPG

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