牛久市は、牛久駅東口駅前広場を魅力ある空間とするための「牛久市中央地区都市デザイン会議」をリフレビルで今月3日に開催。会議内では牛久駅東口駅前広場のデザイン方針を検討した。この日示されたデザイン方針によると、全体コンセプトである「市民や来訪者をもてなす緑に囲まれた牛久の玄関口」を基本に、敷地北側にロータリーなどの交通広場を配するほか、西側と南側に歩行者のための広場空間を確保。このうち南側広場は水景施設、西側広場にはステージの設置などを盛り込んでいる。今後、ワークショップやデザイン会議を経て、今年度内に詳細設計をまとめたい考え。来年度からの工事着手を目指す。
市は、牛久ワインビレッジ構想を具現化する一つの取り組みとして、牛久の顔(玄関口)である牛久駅の東口駅前広場を使いやすく、魅力を感じ、愛着の持てる空間とするための整備を計画。
市中央地区都市デザイン会議(委員長=中井祐東京大学准教授)を立ち上げ、ワークショップと合わせて検討を進めながら、筑波都市整備㈱で牛久駅東口駅前広場・市道60号線の基本設計を策定した。
このほか昨年度内には社会実験(①仮設にぎわい広場設置②キス&ライド民間駐車場活用)を行い、市民から好評を得ている。
またことし7月には、今後3カ年(22~24年度)におけるまちづくり事業の景観マネジメント業務のプロポーザルを実施し、筑波都市整備㈱を特定し、2330万円で契約。今後同社で駅前広場の実施設計やシャトー通りの景観デザイン基本・実施設計などを進めていく。契約期間は平成25年3月末日を予定している。
今月3日には今年度第1回の中央地区都市デザイン会議を開催。牛久駅東口駅前広場におけるデザイン方針の検討を行った。
牛久駅東口駅前の基本的な計画としては、敷地の中心から北側に掛けて交通広場を配置。西側と南側には歩行者のための広場空間を確保する。南側広場からケヤキ通りまで素直な歩行同線を確保することで安全な歩行空間を整備する。
交通広場内部には公共交通専用ロータリーを駅側に整理するほか、タクシープール13台分、一般車専用ロータリー(11台分)を新設する。またケヤキ通りから広場にアプローチする際に公共・一般車・歩行者の動線を分離し、混雑による渋滞の悪化を抑制する。
全体コンセプトは「市民や来訪者をもてなす緑に囲まれた牛久の玄関口~市民主体の運営による駅前広場」で、この中に3つの方向性(①市民や来訪者をもてなす駅前広場②緑に囲まれた牛久の玄関口~雑木を中心にした緑~③市民主体の運営による駅前広場)を取り入れていく。
①のデザイン方針としては、日常時は木陰の中で憩える場所とし、イベント使用時はさまざまな利用が可能な形にする。
南側広場には、広場を囲むベンチを配し、その外側に水景施設を設置。夏場は子どもが遊べる水盤と噴水にし、冬場は水を抜いて通常の舗装になるようにする。
西側広場は、日常時はバスの待合いなどの休憩場所とするが、イベント時にはコンサートなどのイベントができるようにウッドデッキでステージを設置する。
また市民や来訪者への情報提供としてエレベーター付近に(仮称)まちづくりセンターの設置を検討している。
②としては、牛久の樹木で駅前広場全体を包み込むなど、雑木を中心とした緑のデザインを取り込む。駅の階段を降りた時に目に入るシンボル樹の植栽や広場に緑陰を落としながらも視線が抜けるような高さのある樹木を検討。
また交通ロータリー部分にも植栽可能な部分には樹木を植えたい考え。
③では、施工精度があまり求められない施設(バスシェルターや市民植樹など)に関して、市民の手による施工を検討する。
今後は10月下旬に駅周辺利活用ワークショップに詳細デザイン案とまちづくりセンターの計画案を提示。12月中旬には詳細デザイン案をデザイン会議内で話し合うなどしながら、今年度内に詳細設計をまとめたい考え。
順調に進めば来年度から工事に着手し、2カ年程度で整備を進めていく。
【図=牛久駅東口デザイン方針】

















