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山梨県道路整備課

総事業費約3億円投入/開国橋に左折レーン設置

2010/10/08 山梨建設新聞

 県道路整備課は、甲府南アルプス線(アルプス通り)開国橋東詰交差点付近の渋滞緩和に向け、開国橋(甲府方面)に左折専用レーンを設置する。事業は本年度から25年度までの5カ年で計画。本年度詳細設計、23年度上部工、24年度歩道工、25年度舗装工と進め同年度内完成を目指す。総事業費は約3億円を見込む。

 同交差点は、甲府市、中央市、甲斐市、南アルプス市などに繋がる5差路になっていて、甲府方面へと向かう2車線のうち、片側1車線は左折、斜め左折、直進の混合レーンとなっている。このため左折専用レーンを設置し、直進車の流れが良くなるようにする。

 工事概要はL300m、W2・75(3・25)m。開国橋東端を拡幅し左折レーンを設置。これに合わせ、通称「バス通り」と呼ばれる斜め左折方面も拡幅する。

 1億円以上の公共工事について審議する県土整備部公共事業評価会議では、この工事を「用地取得を伴わない交差点改良事業」と説明しており、早期着工が期待される。ただ、県担当者は「平地より高いところに道路をつくるので、のり面などの状況によっては用地買収が必要な場合も考えられる」と話し、着工時期については今後行われる設計の内容によるとした。

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