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国土交通省

費用便益比で優位/リニア新幹線 直線ルート

2010/10/21 本社配信

 国土交通省は20日に交通政策審議会の中央新幹線小委員会(委員長=家田仁・東京大学大学院工学系研究科教授)を開き、リニア新幹線のルートについて、JR東海や山梨県が要望している南アルプスルート(直線ルート)が最も高い費用便益比であることを提示した。

 費用対効果の分析結果によると、南アルプスルートは、総費用(建設費)5・5兆円に対し、総便益が8・4兆円で、費用便益比が1・51となった。

 これに対し長野県内を迂回する伊那谷ルートは、総費用6・0兆円に対し総便益7・5兆円で、費用便益比は1・24にとどまっている。

 小委員会は今後、フリーディスカッションや論点整理を経て、年内を目途に中間報告をとりまとめる。

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