県土木部都市局下水道課は、潮来浄化センター(潮来市日の出)の1系汚泥消化槽機械設備工事に向け、年内に特別簡易型総合評価落札方式の一般競争入札を公告する予定だ。工期に15カ月を想定。これに関連して、霞ヶ浦流域下水道事務所から電気設備工事の一般競争入札も予定されている。
潮来浄化センターでは計画的な更新を行っており、平成20年度には住友重機械エンバイロメント㈱(東京都品川区)の施工で水処理施設(A系5池)の機械設備改築に着手したほか、21年度にはメタウォーター㈱(東京都港区)の施工で同施設の電気設備改築を行った。
今回対象となる1系の汚泥消化槽は、潮来市が単独で下水道事業を行っていた時からの施設で、昭和56年の建設と老朽化著しいことから更新を計画。
この更新に向け、実施設計を中日本建設コンサルタント㈱(愛知県名古屋市)がまとめた。
工事は、機械設備と電気設備を並行して行う。工期には15カ月を想定。発注金額に応じて、機械設備を県庁の下水道課が発注し、電気設備を出先の霞ヶ浦流域下水道事務所が発注する方針。
それぞれ国の補助を用いて、年内の一般競争入札公告に向けた準備が進められている。機械設備は特別簡易型の総合評価落札方式で、電気設備は通常の一般競争入札となりそうだ。
そのほか霞ヶ浦流域下水道事務所では、県の単独予算で修繕を予定。脱窒槽昇降式攪拌機№1~3修繕工事、消化槽攪拌機№5修繕工事、計装設備修繕工事、牛堀ポンプ場計装設備修繕工事などが、指名競争入札で予定されている。