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神奈川県相模原市

相模原市旧南清掃工場解体及び跡地利用/二十四年九月までに着手

2010/12/14 日本工業経済新聞(神奈川版)

 相模原市はこのほど、平成二十一年九月に廃止した旧南清掃工場(南区麻溝台)の解体スケジュールと跡地の利用方針を明らかにした。二十四年九月までに解体工事に着手する一方、跡地はストックヤード、リサイクル施設、多目的広場を設ける。議会環境経済部会で示したもの。

 旧南清掃工場は、隣接地の新工場竣工に伴い、平成二十一年九月に廃止(廃棄物の処理及び清掃に関する法律に基づく届け出年月日)となった。昭和五十五年の竣工で、六〇〇㌧/日(二〇〇㌧/日×三炉)の規模だ。事前調査などを進め、二十四年九月をメドに解体に着手する考えだ。その後、跡地には、溶融スラグストックヤード、リサイクルスクエア併設の粗大ごみ受け入れ施設、多目的広場を設ける。

 溶融スラグストックヤード、南清掃工場で生成されるスラグをJIS規定に基づき、一か月分の生成量ごとに品質試験にかけ、その結果を確認したのち、一定期間貯留する施設。南清掃工場の三~四か月分とし、一、七〇〇平方㍍程度を目安に、作業スペース等を含めた必要な範囲の広さ。

 リサイクルスクエア併設の粗大ごみ受け入れ施設は、南部粗大ごみ施設及び新磯野リサイクルスクエアの移転を図るもので、北部粗大ごみ受け入れ施設及び橋本台リサイクルスクエアと同程度規模で、敷地面積三、七〇〇平方㍍を目安に整備を図る。

 ストックヤードと粗大ごみ受け入れ施設の残地部分は緑化を施し、多目的広場として整備する。

 市では、二十三年度に解体事前調査、発注仕様書・敷地内動線計画を作成し、二十四年度に解体工事に着手するとともに、溶融スラグストックヤードの設計、建設工事を進め、二十八年度以降にリサイクルスクエア併設の粗大ごみ受け入れ施設、多目的広場の設計、工事というスケジュールで進める考えだ。





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