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日本建設情報総合センター/コリンズとテクリスで料金見直し

2011/01/25 本社配信


 日本建設情報総合センター(JACIC)は、コリンズ・テクリスの利用料金の見直し案を決定(=表)したほか、コリンズ・テクリスと電子入札コアシステムの事業改善方針を策定した。料金については、今年4月1日から変更する予定で、事業改善については、2011年度にできるものから順次改善を進め、同年度内にはすべての改善事項を実施したい考えだ。

 料金は、JACIC全体の費用削減により見直しを実施し、登録料金を中小規模案件について約10%引き下げたほか、実績データ利用でも30%、同時アクセス料金で約9割引き下げるなどした。

 コリンズ・テクリスの改善方針としては、まず機能や性能の改善として、ウィンドウズなどの基本ソフトの最新バージョンへの対応を実施するとともに、企業名や技術者名での検索をこれまでよりも手順を簡素化させることなどを実施する。

 電子入札コアシステムについては、検討対象を工事・業務だけではなく、物品や役務にまで拡大するためのシステム設計を実施するほか、一括印刷やダウンロードなど使い勝手の向上を図ってシステムの設計を行う。さらに、処理速度の遅延については、その原因、改善方法を検討し、抜本的な性能改善を検討するとしている。

 今回の料金見直しや事業改善は、昨年5月に開催された行政刷新会議事業仕分けの評価結果を受けて行われたもので、コリンズ・テクリス利用者会議、電子入札コアシステム利用者会議とともに、特別委員会を設置して検討してきた。JACICでは、今後も利用者会議などを通じて、利用者の幅広い意見を聞きながら業務改善に役立てたいとしている。


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