土浦市とかすみがうら市が進める「神立駅西口地区土地区画整理事業」で、両市と県は同事業にかかわる都市計画の決定に向け、準備を進めている。いずれも今月27日に案の縦覧を開始し、3月には都市計画審議会を開催。同月末ごろの都市計画決定を目指す。土地区画整理事業に伴い設立する土浦・かすみがうら土地区画整理一部事務組合は、今月中の設立を予定している。なおこの事業に伴う施設整備は、都市計画道路2路線(駅前広場含む)と線路を跨ぐ東西自由通路線、橋上駅舎の整備など。事業の概算事業費は約43億円。
神立駅西口地区は、駅前にふさわしいまちづくりを目指し、西口駅前広場および都市計画道路神立停車場線、都市計画道路神立駅前西通り線の整備を土地区画整理事業によって進めるもの。
これらとともに、橋上駅舎や自由通路を整備することで、神立駅を中心とした健全で活力ある市街地を形成したい考え。
施行面積は約2・2haで、うち土浦市が1・3ha、かすみがうら市が0・9ha。
公共施設整備としては、神立停車場線を駅に向かって20m延伸(幅員18m)し、総延長を2380mとする。
西口駅前広場はアスファルト舗装の約4800㎡を予定。なお、この駅前広場は神立停車場線の延長に組み込まれる。
神立駅前西通り線は、延長約210m(幅員15m)を整備する。
神立駅東西自由通路線は、延長約40m、幅員6mで駅南西側に設置するほか、駅舎の橋上化も計画している。
なお、神立停車場線の変更と神立駅前西通り線の決定は県が担当。
土浦市とかすみがうら市は、土地区画整理事業区域(約2・2ha)の都市計画決定を担当するほか、土浦市は神立駅東西自由通路線の決定も行う。
いずれも今月27日からの案縦覧を経て、3月中に都市計画審議会を開催。同月中もしくは4月ごろの都市計画決定を目指す。
また、神立駅西口地区土地区画整理事業に伴い、土浦・かすみがうら土地区画整理一部事務組合の設置を進めており、今月中の設立が予定されている。