記事

事業者
その他記事(公共)

資格取得へ受験講習会/県地すべり防止工事士会

2011/05/20 群馬建設新聞


群馬県地すべり防止工事士会の主催による『国土交通省登録地すべり防止工事士試験受験講習会』が18日、前橋市内の群馬建設会館で開催され、資格取得を目指す16人が熱心に聴講した。

地すべり防止工事士は、地すべりなどの斜面災害に関する国内唯一の国土交通大臣登録の資格で、地すべりなどの斜面災害の予防、対策のために計画・調査・設計・施工管理など一貫した技術を有する豊富な経験と知識が求められる。

受験資格は、地すべり防止工事などに関し5年以上の実務経験を有する者、実務経験年数のうち、1年以上の指導監督的実務経験を有する者-とし◇地すべり一般知識に関する科目◇地すべり関係法令に関する科目◇地すべり調査に関する科目◇地すべり対策計画に関する科目◇地すべり対策施設設計に関する科目-などが試験内容となっている。

本年度は6月18日に第1次試験が行われ、基礎的知識を問う択一式問題20問、専門的知識を問う択一式問題15問、経験を問う記述式問題1問(2000字程度)が出題される。第2次試験については適格性に関する口頭試問(面接)で、9月初旬から10月初旬の指定する土曜日に行われる予定。合格基準は、各試験とも60%の正答が見込まれている。

講習会に先立ち、主催者あいさつに立った同会の小林豊副理事長は「本日の講習会は短い時間であるが、しっかりと耳を傾け、試験日まで何度もテキストを見直し、合格を勝ち取ってほしい」と期待した。

当日は、会員企業の有資格者が講師を務め、地すべりに関する一般的な知識のほか、択一試験の過去問および経験記述のポイントが丁寧に講義された。


紙媒体での情報収集をご希望の方は
建設新聞を御覧ください。

建設新聞はこちら