安曇野市は24日、新本庁舎建設基本設計業務プロポーザル・コンペの一次審査(=写真)を行い、二次へ進む代表企業5者、市内企業5者を選定した。翌25日にはホームページ上で企業名を公開している。
審査は企業名を伏せて進められ、冒頭、代表企業に10、市内企業に5者からの応募があった旨が報告された。当初から二次への通過者を5者程度と見込んでいたため、最初に市内応募企業の適格性を審査。全者が適当と判断された。
続いての代表企業の審査では、安曇野の景観や5町村の融合、震災後の庁舎のあるべき姿などの与えられた課題を踏まえて、審査員から「要件を満足させているがコスト過多では」「建築のイメージが読み取りにくい」「震災後の庁舎のイマジネーションが欠けている」などの意見が出された。
議論の後、審査員8人による1回目の投票で過半数の票を得た4者を通過者として選び、残る1枠は、多数の意見が出た3者を対象に2回目の投票を行い、選定した。
27日には、通過者がJVを組むための提案発表会が公開で行われ、6月2日を期限にJVを組織する。JVによるプレゼンテーション(二次審査)は6月30日を予定している。
一次審査通過者は以下のとおり。(50音順)
◆代表企業=久米設計、kwhgアーキテクツ、内藤廣建築設計事務所、日本設計、山下設計
◆市内企業=安曇野設計室・望月設計室、A&Aデザイン研究室・笠井設計一級建築士事務所・市瀬建築設計事務所、小川原設計・尾日向辰文建築設計事務所、清沢建築設計事務所・バイオ一級建築士事務所、フジ設計・岡江建築設計研究所+CIRCLE