船橋市は6月2日開会の市議会定例会に、西浦下水処理場建設工事委託契約の締結議案を提出する。契約の相手方は日本下水道事業団(東京都新宿区四谷3-3-1)、期間は委託契約締結の日から2015年度末まで、契約金額は65億円。
今回委託する工事は、西浦下水処理場(西浦1-17、敷地面積7万2410㎡)の分流沈砂池ポンプ棟、水処理施設、送風機棟の土木、建築、機械、電気工事で、施設能力は1万4000立方メートル(合計8万1000立方メートル/日)、処理方式は凝集剤添加循環式硝化脱窒素法。処理人口の増加に伴い整備を行う。
分流沈砂池ポンプ棟は新たに建設するもので、分流汚水ポンプφ350×3台のほか、し渣設備として細目自動除塵機2台、沈砂設備として沈砂掻寄機2台を設置。また、水処理施設は新たに1系列(B3系)を増設するもので、最初沈殿池については汚泥掻寄機2基、反応槽については攪拌機6台および散気装置2池分、最終沈殿池については汚泥掻寄機2基、返送汚泥ポンプ2台を設置。送風機棟に関しては、現在は管理棟の1階部分に送風機を設置しているが、別棟で送風機棟を改築し、送風機165立方メートル/分×2台を設置する。