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千葉県袖ケ浦市

袖ケ浦駅は今年度概略設計に着手/長浦駅は年内に詳細設計完了へ

2011/07/29 日刊建設タイムズ

 袖ケ浦市は、JR内房線長浦駅と袖ケ浦駅の2駅で駅舎の改修や橋上化、南北自由通路などの整備に向けた準備を進めている。長浦駅は昨年度でJR東日本と「内房線長浦駅南北自由通路整備等に関する詳細設計協定」を締結し、詳細設計に着手。袖ケ浦駅は今年度でJR東日本と基本協定を締結し、概略設計に入る予定で、現在、JR側と協定締結に向けた協議を進めている。市は今年度当初予算で袖ケ浦駅の概略設計等の委託費として4461万円を計上。また、昨年度で詳細設計協定を締結した長浦駅の協定締結額は1億2150万円(消費税込み)だった。

 長浦駅の詳細設計はJR東日本建築設計事務所(東京都新宿区代々木2-2-6JR新宿ビル)の担当で、今年12月ごろに完了の見通し。来年度でJR側と工事協定を締結し着工する。工事は12~14年度の3か年で実施し、14年度内の完成を目指す。総事業費は自由通路や北口広場の整備を含めて現状で総額約28億3000万円を見込む。

 長浦駅は1日当たりの乗客数が約1万4000人で、駅前広場からホームに移動する際には南北で段差があり、高齢者や障害者、車椅子の利用者等にとって障害になっている。また既存の跨道橋は、老朽化に加え、幅員が狭く屋根もないため、朝夕の混雑時や雨天時はすれ違うことも困難で、事故も懸念される状況にある。このため、新たに南北をつなぐ自由通路を整備し、併せて駅舎の改築を行い、利用者の利便性向上を図ることにした。

 また、同駅は北口が低く、南口が高いため、駅舎の位置を上げて自由通路でフラット面を作り、段差を解消する。自由通路は南口で県道袖ケ浦姉崎停車場線を横断し、駅前広場につなげる。通路の幅員は約6mを予定。バリアフリーでは、新たにエレベーター4基とエスカレーターを設置する。エレベーターは北口1か所、南口2か所、それに駅のコンコースに1か所を設置する。このほか、新駅舎には多目的トイレの設置も予定している。

 一方、袖ケ浦駅は、駅北側で組合施行で計画されている袖ケ浦駅海側土地区画整理事業にあわせて南北を結ぶ自由通路を整備し、駅舎の橋上化を図る。事業は同区画整理事業の進ちょくに併せて進められる。海側土地区画整理事業は、今年5月20日に組合の設立認可を取得し、先月12日に組合の設立総会を開き、事業が正式にスタートした。

 同事業の施行区域は袖ケ浦駅北側の約48.9ha。総事業費77億8900万円(うち工事費69億8900万円)を投入し、都市計画道路、公園などの公共施設や上下水道などの基盤整備を実施。健全で良好な交通・商業・業務機能と居住環境を備えた生活拠点を形成する。計画人口は3700人。事業は業務代行方式により実施し、業務代行者は奥村組・竹中土木JVが担当。今年度後半から一部造成工事に着工する予定。

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