記事

事業者
国土交通省

早期着工で詳細固める/和田トンネル、富士川第一橋など/甲府河川国道

2011/08/30 山梨建設新聞

 中部横断道の建設を進める国土交通省甲府河川国道事務所は来年度以降の工事に向け準備を進める。和田トンネル、富士川第一橋(仮称)、常葉川橋(仮称)、宮原跨線橋(仮称)について「予算と用地が確保でき次第着工できるように準備しておく」(同事務所調査二課)。近くこれら構造物の詳細設計や修正設計に着手する予定で、来年2月29日を工期に完了させる。着工時期については来年度予算が決まる前とあって明かしていないが、順調に予算付けされれば来年度中にも着工するとみられる。

 和田トンネルは身延町和田地内に建設。全長738mでランク付けはB等級。掘削工事は全長を一括で発注する。まだ一部用地買収が残っており現在鋭意交渉中だ。

 富士川第一橋は南部町中野~身延町大島にかけて建設。JR身延線をまたぐ橋梁で、構造は鋼10径間連続細幅箱桁橋。橋長は994・5m。

 常葉川橋はJR身延線上と常葉川に架けるもので建設地は身延町波高島地内。2径間連続細幅箱桁橋(L132m)と4径間連続細幅桁橋(L200・5m)から成る全長332・5mの橋梁。この2橋についてはパシフィックコンサルタンツ(本社・東京都多摩市関戸1-7-5■042-372-0111)が設計を担当。本年度は設計内容の見直しなどを行う予定。

 宮原跨線橋は市川三郷町宮原に建設する3径間連続鈑桁橋。橋長は130m。設計は大日コンサルタント(山梨事務所・甲府市丸の内1-1-8■055-222-7855)が手掛けており、本年度設計の修正や図面などの作成に着手する予定。

紙媒体での情報収集をご希望の方は
建設新聞を御覧ください。

建設新聞はこちら