新潟市東区の新区役所が20日にオープンした。
東区のほぼ中央に位置し、旧イトーヨーカドー新潟木戸店(東区下木戸1-4-1)を改装したもので、1階に東区役所と東区社会福祉協議会、2階に文化・交流施設「東区プラザ」と木戸健康センターなど、3階に東区プラザ図書室を設けており、建物全体を区民が『語り合う広場(トークプラザ)』としていく、新しいタイプの区役所として誕生した。
開庁記念式典で篠田昭市長は「オープンスペースで、ワンストップサービスに最適な構造になっており、全国で商業施設をリニューアルした行政施設のなかで、最も使いやすい施設ではないかと自負している」とあいさつ。貝瀬寿夫東区長は「市民が集い、語り合う広場という新しいタイプの区役所づくりを目指す」と抱負を語った。
施設規模は、SRC造地下1階地上4階建て延床面積3万1700㎡。
2階のホールは300席を確保。客席を収納し、フラット形状に出来るなど多目的な利用も可能。安全・安心な子どもの遊び場として子育てフリースペース「わいわいプラザ」も設置した。
3階の図書室は蔵書2万冊を予定する。
また、地下1階は各種店舗などのテナントフロア(12月オープン予定)となり、楽しさとにぎわいを創出する。
駐車場台数は300台(地上、4階、屋上階)を確保している。
省エネの取組みも特長で、1階待合ロビーや2階ホールのホワイエにLED照明を使用。北口には太陽光や風力を利用したハイブリッド外灯を、屋上には太陽光発電パネルを設置するなど、各種省電力化に取組む。
【写真=新庁舎の開庁を記念しテープカット。行政窓口をワンフロアに設置した】