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(福)越後上越福祉会

妙高に新たな福祉拠点/『あいれふ石塚』が竣工

2011/09/27 新潟建設新聞

 社会福祉法人・越後上越福祉会(飛田尚文理事長)が、妙高市内で建設を進めていた「ケアハウスあいれふ石塚」が竣工の日を迎え、今月22日に新施設で竣工式典が挙行された。

 当日の式典には、同法人関係者や施工者、地域住民など約50人が参加し、新たな福祉拠点の完成を祝った。

 竣工式典のあいさつで飛田理事長は、妙高市や地域住民からの理解や支援に感謝を述べながら「地域に根差し、愛され、開かれた施設として、利用者が、安全・安心で、自由な暮らしを送ることができる質の高い介護サービスを目指して、地域と連携した施設運営に努めたい」と今後の決意を語った。

 また、来賓として出席した入村明妙高市長は「当市では、初の介護付きのケアハウスであり、支援や介護が必要な高齢者にとって、安心した暮らしへの希望を叶える施設として、心強い限りである」と期待を寄せた。

 新施設は、妙高市石塚地内の石塚大崎土地区画整理事業地区内に建設され、施設規模はS造(ユニット工法)2階建て延床面積2459・28㎡。昨年3月の着工から約6カ月の期間と、4億350万円の建設費が投じられた。

 また、同施設では、上越市安塚地内で本年4月に完成した同法人の『あいれふ安塚』と同様に、㈱サトコウのSUTT工法が採用されている。

 施設内部には全室個室で、トイレやキッチンを完備する広さ15・32㎡の居室50室(定員50人)をメーンに、食堂、事務室などの管理諸室や、座位入浴装置を備えた浴室、ユニットバスを各階に1室、エレベーター(1基)を確保するほか、オール電化の施設とすることで、環境への配慮も忘れない。

 設計はエスデー建築研究所が行い、施工は加賀田組新潟支店が担当した。当日の式典では、両者の功績を称えて、感謝状が贈呈され、施工を担当した加賀田組の松島髙英会長は「無事故・無災害で、約束の工期内に完成できたことを喜んでいる。妙高山麓を臨むこの地で、入居者の笑い声が絶えない施設となることを祈念したい」と語った。

【写真=地元待望の福祉施設が完成した。設計、施工者に感謝状を贈呈】

あいれふ石塚竣工式004510.jpg あいれふ石塚竣工式【加賀田組】004511.jpg あいれふ石塚竣工式【エスデー建築】004512.jpg

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