9月定例県議会産経土木常任委員会(県土整備部関係)が開かれ、安孫子哲委員(自由民主党)がザスパ草津の本拠地として使用されている敷島公園陸上競技場(正田醤油スタジアム群馬)の改修、群馬DCイベント『ヒルクライム』における道路状況などについて質問した。
敷島公園スタジアムの改修で安孫子委員は「Jリーグからの要望に応えるとのことだが、来年6月の期限に間に合うのか」と詰め寄った。
答弁に立った都市計画課の荒巻清一課長は「J2対応の実施設計にあたっては、その後のJ1対応時に手戻りが生じないよう、概略検討も必要」と述べ、続けて「座席数の増設と照明改修の本工事については、12月議会で補正の審議を頂く予定であり、来年6月の履行期限に関してもJリーグと確認しながら事業を進めていく考え」と発言した。
これを受け、安孫子委員は「J1対応への必要事項は非常に多い。それならば、改修ではなく新たなスタジアムを建設した方が早いと思うが」と再質問。荒巻課長は「J1対応への概略検討は行うが、まずはJ2対応をしっかりと行うことが大切」とし、新スタジアム建設に対する考えは示さなかった。
一方、群馬DC(デスティネーションキャンペーン)の一環で前橋市の主要地方道前橋赤城線で実施されたヒルクライムについて、安孫子委員は「イベント前、県ではどういった対策を執ったのか」と問い、道路管理課の依田哲太課長が「前橋赤城線では群馬DCに向け、舗装補修を行ってきたため、路面状況などの見直しはなかったが、ヒルクライムの直前に前橋土木事務所が路肩部の舗装補修や除草、枝の剪定を行ったほか、台風12号によって路面に散乱した木の葉の清掃、前日および当日にコースのパトロールを実施したところ」と説明した。