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防災拠点の中核施設に/県防災新館起工式挙行

2011/11/12 山梨建設新聞

県は11日、「山梨県防災新館起工式」を挙行。当日は県議会議員、地元関係者、関係団体など関係者ら約125人が出席した。

 横内知事は「本県においては今後予想される東海地震などに備え、県庁が人命救助や災害復旧の役割を適格に果たしていくことが必要。かねてから県庁舎の耐震化を進めていくことが重要な課題となっている。防災新館は2013年10月に供用開始を行う。地元の方には工事期間中迷惑をかけることもあるだろうが理解をしていただきたい」と式辞を述べた。

 また工事関係者を代表して、清水建設の田中茂執行役員関東支店長は「県民の念願であった防災新館建設工事のPFI事業者について当グループの提案を採用していただき大変うれしく思います。本日より本格的に着工していきますが、発注者である山梨県、事業主である山梨県防災新館PFI株式会社、設計JVの方など御指導をいただきながら、経済的で高品質な建物を造るべく全社をあげて取り組む決意」と力強く話し、続けて石本建築事務所の石井誠社長、UG都市建築の山下昌彦社長があいさつをした。

 防災新館はS造一部RC造地下2階、地上9階建て、延べ床面積は2万8684㎡の施設。地下1・2階に駐車場(来庁者用92台、公用者用90台)と石垣展示室、1階に県民利用施設と商業施設、2階に警察関連と庁舎エントランス、3階に教育委員会、4階に災害対策本部関連部署、5~9階に警察本部を備える。

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