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新潟県新潟市水道局

『GX形管』で施工見学会/3分の1の力で挿入可能

2011/12/10 新潟建設新聞

 新潟市水道局は8日、西蒲区内で㈲大越建設が試験施工を行う、GX形ダクタイル鋳鉄管(GX形管)の施工現場見学会を開催した。

 見学会には、同市水道局職員や管工事組合加盟工事店のほか、長岡市、柏崎市などの水道事業者ら、約70人が参加し、新たな耐震管の施工の様子を見学した。

 GX形管は、新たな継ぎ手構造により、従来のNS管の3分の1の力で挿入が可能なことが大きな特徴。

 これまでのNS形管の接合では、レバーホイスト2点で引き込みを行っていたが、GX形管では、1点での引き込みが可能となり、作業空間の大幅な縮小が見込まれる。その結果、掘削幅の縮小による、土工費の縮減や工期の短縮などが図られ、施工効率が向上する。また、都市部など、他の埋設管により作業スペースが限られる現場でも布設が可能。

 今回の試験施工でもφ100mmの布設(新設)に対し、掘削幅は50cmで行われた。

 従来の3分の1の力で挿入できるのは、現場からの要望により開発された『ツインバルブ』によるもの。ゴム輪をこれまでの止水性を保ったまま、変形しやすい構造とすることで、より少ない力での挿入が可能となる。また、変形しやすいため、挿入時にバルブが管内へ吸い込まれることも少なく、接合後の解体の煩わしさからも開放される。

 このほか、GX形管の外面には新たな耐食仕様を施しており、多少のキズならば自己防食機能により、防食機能を損なうことなく、ポリエチレンスリーブの被覆工も要らない。

 試験施工で配管を行った吉沢冷熱㈱の担当者は、「1点で引き込みが出来るのは、非常に楽で早い」と話していた。

 GX形管の説明を行った㈱クボタの担当者は、「県内でも阿賀野市や阿賀町が正式採用するなど、販売からわずか1年余りで全国180事業体が、導入および試験施工を行っている」と関心の高さを伺わせる。GX形管が完全な新製品ではなく、従来の改良型として受入れがスムーズに進んだもよう。

 新潟市水道局では、昨年度に1件、本年度に2件の試験施工を行っており、来年度以降についても、引き続き正式採用に向け試験施工を実施する考えだ。また、見学会に訪れた柏崎市、長岡市、三条市でも、すでに試験施工の検討を始めている。

【写真=工事関係者、水道事業者らが参加。狭い掘削幅で布設可能に】

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