記事

事業者
神奈川県川崎市

富士通の工場再開発計画/アセス審査書を作成

2012/01/17 日本工業経済新聞(神奈川版)

川崎市は十三日、富士通㈱(中原区)が同区に建設を計画している川崎工場再開発に係る工事中や供用後、周辺に与える環境への影響について、同社がとりまとめた調べる項目と、その調査方法を示した条例に基づく環境影響評価(環境アセス)方法書に対する審査所を作成した。

 再開発は、中原区上小田中四丁目の工場内の再整備で、広さ一二㌶のなかにSRC造地上一二階地下一階、延床面積一一二、七〇〇平方㍍、高さ六〇㍍の建物をはじめ、S造三階建て、延床面積六、〇〇〇平方㍍のホール棟などを建設するもの。平成二十五年九月着工、三十二年八月竣工というスケジュールが示されている。昨年九月に方法書が提出され、市環境影響評価審議会において審議が重ねられ、十一日の審議会の答申を踏まえ、審査書を作成した。

審査書では、方法書で示された、騒音、振動、低周波、廃棄物などについて工事中や供用後に与える影響を調べることに関し、その選定は概ね妥当であるとしたうえ、土壌汚染対策では、準備書提出時において搬出の取り扱いについて具体的な記述を求めたほか、植栽計画では、風環境に留意した計画の検討するよう指示している。





紙媒体での情報収集をご希望の方は
建設新聞を御覧ください。

建設新聞はこちら