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茨城県道路建設課

(仮)谷井田大橋建設へ/セントラルで設計進む

2012/03/13 日本工業経済新聞(茨城版)

 県土木部道路建設課は、県道取手つくば線沿いに架かる大橋(つくばみらい市谷井田)の上流約100m付近に、(仮)谷井田大橋を建設する計画だ。橋長47・8m、有効幅員18mを想定。セントラルコンサルタント㈱(東京都中央区)による詳細設計が、本年度末をめどに進められている。設計が完了した後、予算が付けば新年度にも工事に着手したい考えだ。

 取手つくば線では、1993年(平成5年)からバイパス事業が進められており、2000年(平成12年)に560m区間、05年(平成17年)には1440m区間が完成。現在、大橋の北側で1620m区間の用地買収などが進む。

 (仮)谷井田大橋の建設は、前後の道路を含めた延長520mを優先区間に整備を計画。大橋が1960年(昭和35年)の建設で老朽化著しいことに加え、大橋が架かる取手つくば線の線形が悪いことから、これを解消するため、上流部約100m付近に計画。谷井田稲戸井停車場線に接続して十字路とし、円滑な交通利用を目指す。

 橋長は47・8mで幅員が18m(有効幅員)。そのうち車道が9m(片側3・25m+1・25m)、歩道が9m(片側3m+1・5m)。

 上部工形式がPC2径間連結プレテンT桁橋で、下部工形式が逆T式橋台の壁式橋脚(小判形)。基礎形式は橋台がPHC杭(φ600)で橋脚がSC+PHC杭(φ1000)。

 県では、昨年9月28日に指名8者で競争入札を開札。その結果、セントラルコンサルタントが税抜き1221万6000円で落札した。同者は3月15日をめどに、橋梁(上・下部工)の詳細設計を進めている。


【エクセルデータ=(仮)谷井田大橋】

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