甲府・峡東地域ごみ処理施設整備の事業者に神鋼環境ソリューション東京支社を代表企業とする「ぶどうグループ」が選ばれた。協力企業は戸田建設、早野組、丸浜舗道。落札価格は設計・施工・運営を含め289億5104万円で、このうち設計・工事費は158億4576万円。2014年6月頃までに設計を仕上げ着工、2017年3月完成を目指す。
建設地は笛吹市境川町寺尾で整備面積は約8・5h。1日369tの処理能力がある高効率ごみ発電施設とリサイクルセンターが主な施設で、このほか計量棟、洗車場、駐車場などを備える。
入札には同グループ以外に新日鉄エンジニアリングを代表とする「ももグループ」が参加。技術提案では、ももグループが60・00点と、ぶどうグループの49・95点を上回ったが入札金額の差が大きかったため総合評価値でぶどうグループが落札した。ももグループの入札金額は393億254万9939円で、ぶどうグループとは100億円以上の開きがあった。
事業者選定委はぶどうグループに対し3回にわたり面接を行うなど低入札調査を実施。施工・運営に問題はないとの結論に至った。同委担当者は調査内容や落札価格が下がった要因について「企業のノウハウにかかわる事なので公表は差し控える」としている。