記事

事業者
千葉県千葉市

宮崎、畑、作新台3出張所建て替え/千葉市消防中長期計画 消防指令体制充実や消防学校改修も

2012/04/03 日刊建設タイムズ

 千葉市消防局は、2012年度から31年度までの20年間を計画期間とする「消防局中長期計画」を策定し、2日公表した。消防行政の運営指針となる基本構想のほか、10年単位で施策の方向性を示した基本計画、それに基本計画(中期ビジョン)の実現に向け今後3年間で取り組む個別事業を記載した実施計画で構成。施設整備では、宮崎、畑、作新台3出張所の建て替えや、消防学校施設の改修などを盛り込んだ。

 中長期計画の主な施策は次の通り。(▽施策=①計画事業およびスケジュール②予定事業費・単位千円)

 【消防・救急活動】

 ▽救助体制の充実強化=①訓練施設の整備(花見川署、15年度)、花見川署に救助隊1隊配置(車両・資機材および訓練施設整備、16年度)、訓練施設の整備(花見川署、17年度)、訓練施設の整備(稲毛署、18~19年度)、稲毛署に救助隊1隊配置(車両・資機材および訓練施設整備、20年度)②15年度1,980、16年度113,700、17年度44,700、18年度1,980、19年度25,600、20年度132,800

 ▽ICT(情報通信技術)を活用した救急業務の推進=①システム導入調整(12年度)、システム導入・運用(13~21年度)②12年度-、13~17年度各28,666、18~21年度未定

 ▽消防指令体制の充実=①消防救急無線のデジタル化整備(基地局、12年度)、消防救急無線のデジタル化整備(移動局、12年度)、共同指令センター整備(12年度)、消防救急無線のデジタル化管理運営(13~21年度)、共同指令センター管理運営(13~21年度)、高所監視施設・多重無線網更新設計(15年度)、高所監視施設・多重無線網更新(北清掃・土気、16年度)、ヘリTV伝送システム更新設計(2号機、16年度)、ヘリTV伝送システム更新(2号機)・ヘリ高度化資機材整備(17年度)、可搬型衛生地球局更新(18年度)②12年度1,290,659(11年度2月補正)、13~14年度各178,937、15年度189,437、16年度735,437、17年度856,467、18年度196,687、19年度178,937、20~21年度各196,126

 ▽消防団無線のデジタル化整備=①デジタル化整備(12年度)、デジタル化完了(13年度)②12年度50,670(11年度2月補正)

 ▽消防団器具置場および小型動力ポンプ付き積載車の整備=①消防団器具置場の整備(富岡、12年度)、同(土気、13年度)、消防団器具置場および小型動力ポンプ付き積載車の整備(更科、14年度)、同(横戸、15年度)、同(坂尾、16年度)、同(北谷津、17年度)、同(北柏井、18年度)、同(佐和、19年度)、同(六通、20年度)②12年度21,000、13年度23,448、14年度30,654、15~20年度未定

 【消防行政運営】

 ▽消防署・所の整備=①宮崎出張所建替(14~16年度)、畑出張所建替(17~19年度)、作新台出張所建替(20年度~)②14年度29,017(用地確保、地質調査、現況調査、基本実施設計)、15年度(仮設庁舎、旧庁舎解体工事、杭打工事、建築工事、工事監理)、16年度(仮設庁舎、外構植栽工事、建築工事、工事監理)、17~21年度未定

 ▽消防水利の整備=防火水槽40立方メートル級設置(御殿集会所付近、15年度)、同(大宮下長公園、16年度)、同(下大和田公園、17年度)、同(18~21年度各1か所)②15年度15,130(用地測量、地質・土質調査、設置工事)、16年度28,644(用地測量、地質・土質調査、設置工事)、17年度15,130(用地測量、地質・土質調査、設置工事)、18~21年度未定

 【人材育成】

 ▽消防学校施設の改修=①センター内水道施設実施設計委託(13年度)、センター内水道施設布設工事(14年度)、寮棟宿泊定員増改修(14年度)、訓練棟および補助塔屋上・外内壁補修工事(15年度)、訓練棟および補助塔機能回復(16年度)、センター内敷地の訓練場および駐車場改修(17年度)、定置式空気充填施設改修(18年度)、自家用発電機改修(19年度)、場外壁補修工事(19年度)、寮棟給湯設備および厨房設備改修(20年度)、管理棟および寮棟屋上防水工事(21年度)②13年度6,840、14年度32,353、15年度17,000、16年度10,000、17年度20,000、18年度13,000、19年度22,000、20年度12,000、21年度10,000

 ▽都市型救助訓練施設の整備=①捜索救助訓練実施可能施設の整備(土壌分析調査・設置工事、15年度)②15年度4,196。

紙媒体での情報収集をご希望の方は
建設新聞を御覧ください。

建設新聞はこちら