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JFEシビルで着工/(仮)コメリ茨城流通センター/建設費に約22億/北星産業㈱

2012/04/13 日本工業経済新聞(茨城版)

 全国でホームセンターを展開する㈱コメリの100%子会社「北星産業㈱」(新潟県新潟市南区、捧賢一代表取締役会長)は、稲敷市の江戸崎工業団地に建設する(仮)コメリ茨城流通センターについて、このほどJFEシビル㈱(東京都台東区)の施工で着工した。規模はS造2階建て延床面積4万4336㎡。建設費が機械装置を除いた約22億円。設計は㈱佐藤雅彦建築設計室(新潟市中央区)。11月中に完成させ、年明けからフル稼働させたい考えだ。

 コメリグループでは、コメリの茨城県、千葉県各店舗を中心に約90店舗へ配送する物流拠点として、新たな流通センター用地の確保を模索。江戸崎工業団地が、配送管轄エリアである茨城や干葉のほぼ重心に位置していたほか、圏央道ⅠCに近接した交通アクセス、大震災で被害が無いことなどが評価された。

 建設場所は、稲敷市江戸崎みらい1番の一部で、県企業局が所有する分譲地-2の敷地10万3463㎡。昨年12月22日に20億6926万円で売買契約を締結。

 現在、県企業局が発注した道路新設工事の中で宅盤修正がキムラ工業㈱(牛久市)と細谷建設工業㈱(河内町)により進められている。そのうち建築箇所の宅盤修正は先行して5月をめどに完了させたい考え。

 これと並行して、県企業局では水道管1・4㎞の布設工事をこれから発注したい考え。

 一方、北星産業では昨年後半から㈱佐藤雅彦建築設計室で設計を進め、年明けには施工業者の本格的な選定作業に着手。3月には業者をJFEシビル㈱に絞り込み、3月28日に地鎮祭へと至った。

 北星産業では、㈱コメリ取り扱い商品の保管、仕分け、店舗への配送手配ができる流通センターを建設予定。

 規模はS造2階建て延床面積4万4336㎡で、施設内部には立体自動倉庫や自動仕分け機、コンベアーなどの各種機器が導入される。

 今後は、県によるインフラ工事の状況を見ながら本格的な建築工事に着手し、11月中には建屋を完成させたい考え。その後、設備機器などを導入し、年明けからのフル稼働を目指す。

 同社では、すでに流通センターを全国8カ所に設置しており、今回の立地が9カ所目となる。



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